転棟になった。

これはとても嬉しい。

よくしてもらった病棟だったけれど、
内科病棟に行きたかった。

それにカーテンを引きっぱなしで、薄暗い壁際のベッド生活に気持ちの限界を感じていた。

13:45に引っ越し。

高層階だ。

車椅子で病棟に上がると、いきなり陽の光が眩しい。

大部屋が空いていないという事情により、
なんと、個室だ。

病棟事情なので個室代もかからない。

部屋から見える海がキラキラしている。

外の世界はなんてきれいなんだろう。



ずっと真っ暗だったんです、
ありがとうございます、明るい部屋を。

と、嬉し泣き。


部屋に自分だけの洗面とトイレとソファがあるけど、ソファは腹水が苦しくて座っていられず残念だ。

洗面の椅子も長時間は座れない。


いつも通りベッドで過ごすが、陽光のおかげで心身共に急に健康になった錯覚に陥る。



それでも身体はいつも通り夕方に発熱し、アセリオを入れてもらった。


子供たちに電話した時も、胸水と腹水が苦しくて途切れながらの会話となった。



前の病棟から持ってきたネイザルハイフローは今夜は使わなかったが、SpO2が90を切っていたらしく、マスクで酸素を吸って寝た。

個室だったのでマスクの上のマスクをしなくてよく、その分苦しくなかった。


トイレもベッドの横だし、とても快適だった。

果たしていつまで快適な個室生活が続くのか。

それまでたっぷりと満喫しよう。