UDA☆MAP 紙風スクレイパー 感想 | ささぴーさんの長い文章 ☆ぐぐたすからお引越し☆

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Google+で公開していた舞台観劇、SKE48公演の感想ブログのアメブロ移籍版です。
めちゃくちゃ長い文章で感想書いてますが、お時間のある時にお読みください。

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UDA☆MAP Vol.8『紙風☆スクレイパー』

池袋・シアターKASSAI
2019年8月24日(土)13:00/18:00 観劇感想

 

 

 

おまっとさんでございました。<(_ _ )>

ようやく、感想を書くことが出来ました。。。。。



ということで、先週16日に
車で日本武道館に行ったばかりなのに、
1週間で同じ東京へ高速道路を走り抜けちゃって、
東京へ向かうことになりました、名古屋市在住20年目です。


私自身もお久しぶりの舞台観劇でございまして。
6月に若林倫香さんがゲスト出演された
「アリスインデッドリースクール楽園NAGOYA」以来。

まー、いろいろありまして。(笑)
なかなか自分の方で積極的に何か吸収&摂取したいとか、
そういう欲が全くなくて、なかなか舞台も見てませんでしたが、

若林倫香さんが出演する作品でもありますし。
それにめっちゃコメディな作品と聞いてましたので、
いろいろありましたけど、片隅で楽しみにはしてまして。

気持ち前向き整えて観に行かせて頂きました。


よかったよおおおお、
体調崩さず、逃げずに東京に来てよかったよおおお。(笑)
相変わらず車で東京に来ました。
クルマ煽られてません。安全安心に往復しています。(^ω^)



ということで、舞台のあらすじですが、


三国志です。

で、
その時代に中国大陸の南の南の香港辺りで
女性だけの国家(や組織)が乱立していて、
3つの国家(や組織)が戦時状態だった、「女三国志」のお話。

たぶん、「時代に埋もれていた」ということで誰も気にせず、

でも、宇田川美樹さん演じる「ツガワ教授」が
その女三国志の存在を知って、香港にやってきたというお話。

で、とある洞窟に辿り着き、
その史実?お話?に想いを馳せて展開すると言う感じ。


で、あとは国家(や組織)が戦うとかという内容ですが、
私個人的には、舞台を観ている限り、

あんましそこのストーリーに深入りしなくてもいいかなと思ったり。


ストーリーの細かさに気にする。
というよりかは、久しぶりに作品としての大まかな部分、おおよその部分、

たとえば、アクションとか、爽快感とか、面白さとか、ざっくりと。

大きく心を拡げて観劇をすることが出来て、
エンタメ感を吸収しちゃったなという感じが受け取れました。


劇場が「シアターKASSAI」ということで、
よく頻繁に観劇感想書く都度、ここを「狭い劇場」として表現しますが、
ステージの狭さを感じられない位のアクションの凄さ。
槍をぶんぶん回したり、剣や武器を振り乱して。

ステージの隅っこやお客さんにぶつかるのかなと思うくらいの激しさ。
演者さんも殺陣だけでなく、日々いろんな演技をする中で、
寸分狂わずに武器を扱って、もう惚れ惚れするくらい。

ホント、ここの劇場のステージの限界って
どこなんだろうといつも感じたりしていますけども。


あと、劇中にパフォーマンスするダンスが凄く激しかった。
オープニングダンスもそうだったんですけども、
劇中のダンスの激しさがめっちゃ凄くて。
演者さんも「ハッ!」と声を出して、観てる側もアツさが伝わって。


それと一番なのが、
ちょくちょく重箱突く位の細かい面白さポイントの多さ。

去年、6番シードさんの
「劇作家と小説家とシナリオライター」観劇した時に
ちょこちょこ面白いポイントが多すぎて可笑し過ぎて。

なんか、公演にあるどんぐりを拾うような感じで
笑いという名のどんぐりがいっぱい転がってて、
拾っても拾っても大満足で。
もう、終始見てて楽しかったです。

なんで、ヘラが最終兵器みたいになってるの?ってのも可笑しかったし、
山本太陽さん演じる「馬罵琉」(バーバル)の最初のセリフがおかしくて。
「愛が、欲しい」の「愛が」でプッと笑わせちゃいました。
自分ひとりしかウケてなくて、恥ずかしかったです。www

 


そして、チョメチョメ。
女三国志の史書が途中で消えてて、チョメチョメになってて。
肝心な部分がチョメチョメになってて。
実際の再現ドラマの芝居のセリフも「チョメチョメ」だし。
もう、ヤバかったです。


かっこいい、かっこいい、楽しい、おもしろい。
ストーリー云々を飛び越えたエンタメ感を感じて。
全身で楽しさを感じてきたような。そんな感じです。

なんか、舞台の感想なのにこんなんでいいのかなと?思うんですけど、
なんかね。楽しかったのよ。そういう時間を劇場で感じてました。



で、この作品を観ながら、歴史って面白いところもあるけど、
実は途中で書きかえられて、いい加減なところもあると思い返して。

私自身も歴史とか史実とかそういうのが大好きで。
結構好きなのは戦前昭和の日本なんですけど。

ここ最近、歴史の新事実として、
例えば二二六事件の海軍から見た時系列資料が出たとか、
昭和天皇と側近の方との会話録が発見されたとか、
新たな資料や新事実が発掘されて。

でも、そういう資料って凄いなー。そうなんだー。と思いつつ、
いや、それってホントにその時代につくられたものですか?とか、
後から書いて作っていい感じに汚れ付けてませんか?とか。

そう考えると、日本史の教科書に載っていることなんて、
もしかしたら、半分以上は「空想」かもしれない。
実際、豊臣秀吉が、見得張って公家の出の「日吉丸」だったと詐称したり、
忠臣蔵の史実はそこそこ違ってて、

だいたい知ってる人の史実は歌舞伎のお話で脚色されたモノだったり。

この物語の最後あたりでも「そういう風にしとけ」ってセリフがあって。
もうその辺りで私は色々おかしさを感じて面白くて。
本編の内容もホントの真実なのか、
ツガワ教授が紐解いてやや想像した次元の世界を表現したのか。
ただ「そういう風にしとけ」は真実の真実なのだろうなって。

歴史っていいように作られてる可能性もあるし、
本当の真実は歴史書でも知らされてない闇の中にあるし。
最近ではDNAとかでこんな性格の人だと推測されて、
あ、そういう性格だったからそうなのかもねと推定され。

古い歴史だけでなく、10年単位の事実も、
最終的には残ってしまっていた(笑)文章で蒸し返されたり、
何年か前に何気なく彼氏と撮ったプリクラで、
今やってるアイドルのお仕事を急に辞めさせられたり、
昨日の話も作った話で面白おかしく広まったり。
それが文芸なんちゃらに載って大騒ぎになってしまったり。

真実は歴史書に書かれていない部分であるんだなと。
「そういう風にしとけ」の部分でそれを感じた気はしました。


個人的に、最後に出た喜屋武蓮さん演じる老婆が机に座って、
「縦軸はアレで、横軸はソレで・・・・・」って、言い出して、
「フリーターが持ってたスクレイパーをキーアイテムで!」とか、
なんか言い出しそうなのを想像しちゃったのは私だけでしょうか?(笑)



最後に若林倫香さんのお話。


今回の「須久姫」の役柄はホントに印象的で。
最初のキャラっぽい、あんみつ姫みたいな声を出すのがびっくりで。
もう、ずーーっとこの声でコメディな方面かなと思いきや、
いきなりシリアスな感じで地声を出したり、
時にはアクションシーンで殺陣を披露していたり。

メインの表情はあんみつ姫な感じですけど、
意外な落とし込みの部分で真逆な表情を見せていて。
落差の激しい演技をされてました。

人ってこんなに演技がコロコロ変えられるんだろうと。
キャラクター転換が激しくて。
最初のこのままで行くんだろうなと感じていた、
自分にとっては完全に騙された演技だったと思います。
もう、騙されました。心地いい裏切り。


今年から本格的に声優のお仕事も始められて、
舞台に出演する回数も少なくなって。
以前から舞台を見ていた私のようなファンにとっては
若干、「あーー、やきもきやきもき」としてはいますが、
声を生かした演技をされているのが個人的に嬉しくて。
声優と舞台俳優というのがリンクしているなと感じたり、
成長も感じられて、見ていて自然と私の目も細くなりました。

で、今回はコメディということで。
たぶんもう得意分野と言っても良いくらいの演技で。
観ている側も期待以上に楽しませて貰えました。
コメディ作品で、キャストに若林倫香さんの名前があったら鉄板だと思います。
自信を持って、是非。


11月に今回UDA☆MAP主宰の宇田川美樹さんが所属する
劇団6番シードの舞台「なまくら刀と瓦版屋の娘」が上演されます。
初めての日本の時代劇(今回のは中華系時代劇)で、
今回もコメディ作品となるようです。

絶対次回も楽しませてもらえるんだろうなと思って、
あと2カ月近くありますが、今から楽しみで楽しみで。

11月6日(水)〜10日(日)の全9ステージ。
中野のテアトルBONBONです。
 ↓チケットこちらからです。
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=54333&

年末押し迫ろうとする11月、
ハロウィン終わってクリスマスクリスマスと脅迫される11月、
いろいろ忙しくなる前ですが、是非とも!でございます。(^ω^)

 


ということで、ここで締めです。
舞台感想、かなり遅くなってすみませんでした。<(_ _*)>

もうちょっと早く書けるように余裕が出来るようにがんばります。www