アリスインプロジェクト「最果ての星」感想その②(2018/9/3投稿) | ささぴーさんの長い文章 ☆ぐぐたすからお引越し☆

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Google+で公開していた舞台観劇、SKE48公演の感想ブログのアメブロ移籍版です。
めちゃくちゃ長い文章で感想書いてますが、お時間のある時にお読みください。

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アリスインプロジェクト 
2018年8月 1カ月連続(2週間×2本立)公演

最果ての星 ~アリスインデッドリースクール外伝~

池袋・シアターKASSAI

2018年9月1日(土)
13:00公演(星組)/18:00公演(月組)
※若林倫香さんゲスト回


観劇感想


<注意>
・感想は概ねネタバレです。ご注意ください。



感想「その②」です。


2回観劇しただけですが、個人的に気に入ったキャラクタ別で
演者さんの感想書いていきたいと思います。
全員ではなく一部のキャラクタの感想となってます。
十二分に作品を観切ってないので・・・。ご了承願います。



ちなみに、
がーなさん&栗生さん、若林倫香さんは「その③」です。



一番キャラ的に印象が強かったのは
ゆうのさんが演じた「嵐山松子」。

元気ではっちゃけているキャラクタで、
自称「一流シェフ」で謎しかない食事を作る子。
ほとんどの人は食べるものの難しい顔ばっかりで、
我慢して食べなきゃって子もいるし、
梨沙のようにハナから嫌だというのもいるし。
一番この食事が美味しいと言ってたのは、
「ビデオカメラの女」でしたね。
キリコ、バカ舌キャラだったのかよ。(笑)

でも、真剣な時はすごくまっすぐで向き合って。
会長と1対1で話し合うシーンはグッと来た。
和ませるところは和ませて、
締めるときはビシッと締めて。
カッコいいキャラクタでしたね。こういうの好きです。

以前ゆうのさんの演技観たのが
「チェンジングホテル・TOKYO」になります。
ダンス部のアホ部長から、やくざの組長になる役柄。
2つのキャラは全然落差が凄くて。

そのメリハリのある演技は、
今回の最果ての星でも見ることが出来て。
こういう役柄するとゆうのさんは一番やねと思いましたね。

あと、星座の大喜利やっているときに、
「モナリザ」と言って空気を凍らせて、
「え?なにそれ??」と周囲確認するとこは
間合いとかめちゃくちゃ良くて可笑しすぎた。
チェンジングでも同じ間合いがあって面白かったんですけど、
彼女が演じるいい間合いだったんだなと、
最果ての星を観たことで認識できたような気がします。



その松子が支えになっていた、
八坂沙織さん演じる生徒会長の「八剣多佳」。

実はなんですけど、
会長は幕が開いてから舞台に居るんですけど、
全然そのオーラが全くなくて。
1分くらい経った後に、
「はっ!この人、八坂沙織さんじゃん!」って思うほど。
全然わかんなかった。本気で。

いつもだったら八坂沙織さんって
物凄いオーラがあって刺さるくらいわかるんですが、
今回そのオーラが全く消えていて。
普通の女子高生役と言った感じで。

「楽園」の時は自衛隊の幹部役で、
オーラがめっちゃ凄くて、八坂さんすげーでした。
今回はその消えたオーラで、最初だけかなと思ったら、
全体通してそのオーラが消えていたような気が。

でも、お話通して考えたら、
他校生徒のサバイバルリーダーと言う立場ですが、
決まった指示に対しては適切だけど、
ここ一番の危機管理には乏しくて、
優しさのせいで決断に迷う場面も。
決断の早い「金属バットの女」に
「あんた会長さんだろ、だったら早く決断しろ」と
諭されるくらいの状況。

なんとかして皆を汚さずに守っていきたい。
強いリーダーではなく、弱気が表に出てしまうリーダー像で、
そんな雰囲気が終始出ている感じがあって、
だから、オーラも全然出てなかったのかなと。

いつもは強オーラ出まくりの八坂さんの演技観ているので、
初めて弱気な感じの演技を観たような気がします。
あるとすれば「新しき旗」の前半の演技ぐらい?かな。
芸能人として追われる毎日を送っていて、
逃げるように異次元に彷徨い、
自分の意味を亡くす存在のキャラをその時は演じてました。

シリアスな本編とは真逆に、
カーテンコールではお客さんを楽しませまくって、
栗生さんに渡したお菓子を、
最前列に座ってたお客さんに栗生さんから転送されて、
ひきつった顔を見せるところ。お茶目過ぎ。(笑)
そして、ポニーテールな八坂さん、やっぱりお美しかったです。
サインは貰ってないけど大切にします家宝にします。



キャラの強いキャストさんといえば、
小暮梨沙役の安達優菜さんも印象が強かった。
アリスインの作品でも
あれだけ好戦的なキャラってそんなになさそうで、
ホント場の空気を乱しまくって、凍らせまくってた。
表情とかも全然ヤバくて、
ああ、この人には絶対近寄りたくない感じが
ひしひしと感じられてしまって。。。

以前に観劇した舞台が「新しき旗」という作品で。
あ、さっき八坂さんのとこで触れていた作品ですね。(笑)
その中で色々と職と立場がコロコロと変わるキャラで
少々コミカルな役柄のイメージでしたが、
そこから、この梨沙の役なんだとびっくりで。
表情も全然違うんで別人?と思うくらい。

でも、そんな好戦的な梨沙にも、
同じ学校の後輩の仲間を守りたいという
強い意志があって、芯が通っている面を見て、
こいつカッコいいじゃんと終盤思ってきて。
守りたいものがあるから故の行動なんだなと。
なんか見ててホッとした気がしました。



本家のアリスインデッドリースクールでは
ゾンビに噛まれて豹変するまでもなく、
自分で悟って自決するのが多いんですけど、
最果ての星ではその直前まで表現して、
その寸前でベニシマさんに殴り殺される。
美術部の後輩の実来がその噛まれた役で、
寸前の豹変しそうな演技っぷりは
凄く引き込まれてしまいました。

Wキャストさんですが、
梅原サエリさんとそらるるさんが演じてました。
(そらるるさんは名前の間に温泉マークが入ります。)

お二人ともその表現っぷりが良くて。
セリフが細切れになる所とか、
あと、先輩の未怜の首筋を噛もうとする姿。
その噛む所作が本能からそうしようとする
人間を忘れた感じが染み出してきて。
瞬間の動作なのに動物的なものを感じましたね。

切迫した雰囲気で、
梨沙も「殺せ!」と半狂乱で叫ぶ。
そして、ゆっくりとベニシマさんが
バットを持ち上げ、振り落とす・・・・・。

このシーンは強い印象持つシーンでしたけど、
この中核を占める梅原さんとそらるるさんの
切なさたっぷりの姿の演技は流石でした。

ちなみに、2年前に観劇した
「アリスインデッドリースクールパラドックス」では
ゾンビに豹変する直前のシーンがあって、
豹変するキャラが階段と屋上から
身投げして自決するというシーンはあります。
その際に「チーン」と鈴の音があったんですが、
ちょっとその音は今回、私は若干期待してました。
(あ、その時は扇田さん演出でしたね)

ちなみに、豹変するのは生徒会の副会長と、
図書部の子で氷鏡と意気投合する子で、
追加の新キャラでしたが、
その後は出てないということは・・・・(笑)



ということで、その②は以上です。
続きはその③です。