現地時間10月7日午前6時半に始まったハマスによるロケット弾による奇襲ばかりがクローズアップされ、ハマスによって始まった紛争のように報道されている傾向があるように感じられたので以下の経緯も引用しておく。

 

“CNN. CO.JP”より

https://news.yahoo.co.jp/articles/94be7bc32479ba6b22f425c4f0fe47a842088ec6

************ 以下、上記記事より引用 *************

過去の経緯は

イスラエルとパレスチナの間の緊張は、1948年にイスラエルが独立を宣言する前から存在していた。数十年にわたる対立により、双方で数千人が死亡したほか、多数の負傷者が出ている。

今年は特に暴力が激化している。ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍によって殺害されたパレスチナ人の数は、武装組織のメンバーと民間人を合わせて、過去20年間で最も多い。パレスチナ人による襲撃で死亡したイスラエル人や外国人の数もやはり過去最多の水準となっている。殺害されたのは大部分が民間人だ。

イスラエルとハマスの武力衝突は87年に起きた、イスラエルによるガザ地区とヨルダン川西岸地区の占領に反対する第1次インティファーダ(対イスラエル蜂起<ほうき>)にさかのぼる。

イスラエルは67年の戦争でエジプトからガザ地区を奪ったが、2005年にガザ地区から撤退していた。ハマスは07年、パレスチナ自治政府の主流派「ファタハ」と衝突した後、ガザ地区を支配下におさめた。ガザ地区には約200万人のパレスチナ人が暮らす。

ハマスがガザ地区を掌握した後、イスラエルとエジプトはガザを厳重に包囲した。イスラエルはガザ地区の空と海も封鎖している。

*************** 引用終わり ***************

 

まぁ古くは旧約聖書の記述(ヤハウェがアブラハムに与えた約束の地)から始まるし、直近でもパレスチナ難民を生み出した1948年5月14日のイスラエル建国まで遡らないと問題の本質は見えない。

第二次大戦に英国が勝利するため、ユダヤ財閥から軍資金を引き出すための密約(バルフォア宣言)と4度に渡る中東戦争で占領したままのエルサレムを含むヨルダン川西岸、ガザ地区、ゴラン高原も元凶である。