あの頃映画 「八月の狂詩曲」 [DVD]/村瀬幸子,吉岡秀隆,大寶智子


『八月の狂詩曲』(はちがつのラプソディー)は、1991年に
公開された日本映画。
村田喜代子の芥川賞受賞小説 『鍋の中』を映画化。

長崎で被爆した祖母と戦争を知らない孫たちのひと夏の交流を
描いた、黒澤明監督によるドラマ。

<出演者>
村瀬幸子
吉岡秀隆
大寶智子 ほか

<ストーリー>
ある夏休み。長崎市街から少し離れた山村に住む老女・鉦の
もとに4人の孫たちがやってきた。

都会の生活に慣れた孫たちは田舎の生活に退屈を覚えながらも、
長崎の街にある戦争の傷跡や鉦が話す昔話を聞いて、戦争に
対する考えを深めていく。

黒澤作品は雨のシーンが印象的と言われるが、
唯一ラストシーンが雨の作品。


「八月の狂詩曲」予告編



Rapsody In August - the rose


<エピソード>
アリの行列を撮影するための待ち時間が余りにも長かった
ことから、撮影終了後にリチャード・ギアは
「もうアリとは共演しない」と言い残して帰国した。

この場面は当初の脚本では、蟻の行列を見ているのは
信次郎だけであった。
それをクラークと信次郎の2人にしたのは、脚本を読んだ
ギアの提案を黒澤監督が取り入れたもの。

なお、ギアが出演した群馬ロケでは、クラークが視線を
下げて蟻が地面に行列を作る部分までしか撮影できず、
蟻がバラの木を上っていく場面は、京都の下鴨神社で
演出補佐の本多がB班を組んでロケ撮影したものである。

出典:Wikipedia