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読み:あめきり

花札の雨と桐を引きあてたこと。

【花札】はなふだ
花合わせに用いるカルタ。
1~12月にそれぞれ松・梅・桜・藤・菖蒲(あやめ)・牡丹(ぼたん)
・萩(はぎ)・薄(すすき)・菊・紅葉・柳(雨)・桐の12の草木を
当てて描き、おのおの4枚ずつに点数・価値を決めて計48枚の札に
したもの。また、これを用いてする遊びをいう。花ガルタ

<逸話>
小野道風と蛙道風は花札の絵柄になっている人物としても知られて
いる。

道風は、自分の才能のなさに自己嫌悪に陥り、書道をやめようかと
真剣に悩んでいる程のスランプに陥っていた時のこと、ある雨の日
散歩に出かけていて、柳に蛙が飛びつこうと、何度も挑戦している
姿を見て「蛙はバカだ。いくら飛んでも柳に飛びつけるわけない
のに」とバカにしていた時、偶然にも強い風が吹き発心し、柳が
しなり、見事に飛び移れた。

これを見た道風は「バカは自分だ。蛙は一生懸命努力をして偶然を
自分のものとしたのに、自分はそれほどの努力をしていない」と
目が覚めるような思いをして、努力をするきっかけになったという。

ただし、この逸話は史実かどうか不明で、広まったのは江戸時代
中期の浄瑠璃『小野道風青柳硯』(おののどうふうあおやぎすずり、
初演1754年(宝暦4年))からと見られる。

その後、第二次世界大戦以前の日本の国定教科書にもこの逸話が
載せられ、多くの人に広まった。

この逸話は多くの絵画の題材とされ、花札の絵柄もこの逸話を題材
としている。
また現在では東名高速道路上での春日井市のカントリーサインの
絵柄にこの絵が採用されている。

出典:Wikipedia





★本★

継色紙[伝小野道風] (日本名筆選 13)/著者不明


新宿御苑撮影散策ガイド―季節の花と風景を訪ねる (NEWS mook)/木村 正博


花の季節ノート/倉嶋 厚


桐の花―歌集 (短歌新聞社文庫)/北原 白秋