【カウンセリング事例】
クライアントOさんの話。
（掲載許可をいただいて書いています）
「家族が家事を手伝ってくれなくて。
最初は怒ってたんだけど
それだと家庭内の雰囲気がピリピリするからやめて、
優しくお願いしてみました。
それでも手伝ってくれないんです」
「仕方ないから嫌々私が全部やりました。
ほんと嫌んなっちゃう」
と言ってOさんは怒っていました。
Oさんはその日、生理痛でお腹が痛くて
食器洗いをする際に立っているのがつらかったから
家族に手伝って欲しかったそうなんですね。
手伝ってもらいたくて
怒ったり、優しく言って見たり工夫したけど
どんな言い方をしたって手伝ってはくれなかった。
だから自分一人で洗い物をした。
このOさんの
セッション後のご感想です。
これからは私が私を大切にします！
最初は怒っていたOさんなのですが
奥にある気持ちを一緒に見ていったら
悲しい気持ちが出てきたんですね。
「お腹痛い私に洗い物させて、大切にしてくれない」って。
Oさんは気づきました。
自分が自分に洗い物させてることに。
「私が私を大切にしてない」
家族は「やりたくない」と言っただけで
Oさんに「やってくれ」と言ったわけではなかった。
私が「Oさんもやらなくてもいいんじゃないですか？」
と言ったら
ものすご〜く戸惑われていました。
「え？いいの？ 私、やらなくてもいいの？♪」
って喜ぶ自分と
「いや、でも、誰かがやらないと洗い物増える一方だし」
ってNOと言う自分との闘いになったとか。
こんな場合は
一度やってみるといいんですね。
『洗い物をしないでみる』
しないで楽になったらそれでいいし
しないで不快な気持ちになったら洗い物すればいい。
でもその時は
「しないと不快だからする」のであって
「家族にやらされた」わけではないので
気持ちが全然違ってきますよ