先日、友人と二次元・三次元問わず推しの話で盛り上がった。そのとき話の中で友人が言った「私、関係性オタクで~」と言う言葉が引っ掛かった。初めて聞く言葉でありながら直感で「それだ!」と思ったのだ。

 

 私は以前から推しについて「誰が好きなの?」という質問に個人名を答えていたが、何だか人とは少し違うような気がしていた。私は常にグループにいる彼が好きで彼がもしソロ活動をしていたら好きにはなっていないように感じていたからだ。もう少し言うと彼のメンバーとの関係性が好きで、その関係の変化を分析することに楽しさを感じていた。だから個人に関して周りの人と熱量に差が出てしまい話についていけないときもあった。その度何となく申し訳なさを感じていた。

 

 このとき「関係性オタク」という言葉を初めて聞き、それが頭から離れなくなった。一人家に帰ってから自分の推し方を振り返ってもこれが一番しっくりくる言葉に思える。私は興奮と安心感を覚えた。やはり人間はグループに属するとほっとする生き物である。

 

 それから自分の好きなキャラたちを振り返ってみると思い当たる節がたくさんある。まず私は個人よりも2人組が好きだ。それも少し喧嘩気味のやつ。『デュラララ!!』の平和島静雄・折原臨也、『文豪ストレイドッグス』の太宰治・中原中也、『WORKING!!』の佐藤さん・相馬さん、『図書館戦争』の堂上教官・小牧教官……出てくるわ出てくるわ。

 恐らく現実で争いごとを苦手とし、極端に避ける性格であるためこういう関係に憧れがあるのだと思う。遊びとして喧嘩できる仲。現実だとどうしてもハラハラしてしまうので二次元だと安心するのだ。

 

 推し方は人それぞれある。人に迷惑をかけなければ推し方は自由だ。

 それを分かり切っている中でもどこか仲間を探して不安になっていた。そんな私に名前がつきひどく安心した。名前がない人はつけてみるといいかもしれない。実は周りに仲間がいるかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 現在は上記の友人に勧められ「MIU404」を視聴中です。関係性オタクにおすすめの作品があれば教えてください。