下僕と小アルカナ講座。

あと2枚!!

 

 

「なんか終わりが見えて来ましたね」

 

「そうだな」

 

大アルカナもやろうとしてるとか

恐ろしくて言えない。

 

 

 Queen of Wands

 

 

 

「質問です。

クイーンなカードの中で、ワンドのこの人だけ正面図なんですけど、

やっぱり意味あるんですか?」

 

まさかのまともな質問?!

 

「そうなんだ。

ワンドのクイーンは他のスートのクイーンより頭ひとつ出てるイメージ。

 

男性社会の中でも正面向いて意見が言える強さがある。

それなりの地位、権力、能力がある女性のイメージがあるからな。

 

その力を情熱的に他者に向けることができる、

それがワンドのクイーンなんだ」

 

 

「へーー!

こう言う夫婦って理想です。

旦那の言いなりとか、返事待ち

って言うの、なんかモヤモヤするんですよねー。

 

そりゃ2人で決めなきゃなこともありますけど、

全てがそうってわけじゃないじゃないですか」

 

 

下僕、なんか琴線に触れた?

 

 

「で、キーワードは?」

 

 

「精力的、快活、情熱的??」

 


「いいんじゃないかな。

で、お名前は?」

 

「『王妃じゃなくて女王カード』

でいかがかしら?

 

他のスートのクイーンは王妃って感じ。

王がいて自分がいる。

実際統治してるのは旦那なんだよねーって。

 

でもワンドのクイーンは、自分が統治してる。

よその王とも正面から向かっていける、

女だからと舐めてかかられない感じです」

 

下僕の女性観が丸見えだな。

確かにQueenには、

女王、王妃のどちらの意味もある。

 

違うのは皇帝の奥様、empressなんだよな。

文化の違いなのか?

 

 

王妃じゃなくて女王カード

 

 

 

「はーい!

ここでクイーンのおさらいです。

私なりに各スートのクイーンさんを

人物に当てはめてみました。

 

カップは ナウシカ

ペンタは キキのお母さん

ソードは 大門未知子

ワンドは アミダラ女王!」

 

実在の人物がいない…

しかもジプリ率高し。

 

ふだん下僕が何を見てるかばれない感じ。

 

「私ホラー以外も見るんですよ?」