「わぁっ、きれいな魚ーっ!こんな魚昔いなかったよね!?」
いつもは好奇心を示さない綾乃。でも、あのときめずらしい魚を見て目を輝かせてたね。
「か・・・かわいーっ!このペンギン・・・こっちにくるーっ!」
びっくりしながらも最高の笑顔をみせてくれたね。
「このイルカショーすごぉいっ!」
イルカをみてびっくりしたように目を丸くしてみつめていたね。
「綾乃・・・話がある」
「・・・なに・・・?わたしも渡したいものがある」
ごめんな綾乃。いままでありがとう。
「おれ、明日からまた入院するんだよねー」
「え・・・!?」
「あまりにも病状がわるいらしくて、もうすぐ死ぬんだってさ。いままでありがとな、綾乃。そして・・・こんな体で・・・ごめんな」
「っっ・・・ははは…そうなんだ・・・そうなんだ・・・」
「綾乃」
「これ手紙。さよなら・・・!」
「あっ、綾乃!」
なんだこの手紙・・・。
――悠馬へ・・・
わたしは、悠馬のことが大好きです。水族館で一緒にいたときから好きでした。でも伝える機会はなかったの。
悠馬が病気だろうが病気じゃなかろうが、わたしは悠馬のことがだいすきだ㋵。
ずっとずっと好きだよ。神様に言うことがあります。それは、よのなかは不公平すぎること。公平にわけられてるとしたら悠馬はきっと普通の人だったのに・・・
でもいまさらこんなことをいってもむだなのです。わたしは悠馬がくらった痛みも悲しみも苦しみも半分もらうから。
ずっと一緒がよかったよ。いままでありがとう。これからもよろしくね。 綾乃より・・・
「なんだよ・・・綾乃のやつ・・・」
っ・・・!いたい・・・まさか・・・こんなときに・・・ははは・・・もう消えるときが来るのかな・・・
――ピーポーピーポー・・・
「悠馬っ・・・!」
「綾乃ちゃん、来てくれたのね。悠馬はもういないの・・・っ・・・」
「悠馬ぁっっっ!!!!!」
――それから1年後
「綾乃ーっ、遊びに行こー」
「ごめん、きょうは大事な約束があるから!」
「えーっ、だれと約束してんのー」
「死人かな?」
命日になりました。綾乃は忘れず毎年毎年きてくれた。
おわりです^^次回もよろしく頼みます!
by彩