2歳児がやってきました。

 

お母さんに連れられて、

ウチには初めて。

 

あらら。

怪しいなあ・・・。

 

千葉市美浜区で顎顔面矯正を

やっている かとう歯科 加藤昭浩です。

 

元々は歯周病専門医。

32年前から「歯周定期検診」を

やっていました。

 

その頃は「治療し甲斐」がありました。

「歯槽膿漏」と呼ばれていた時代。

 

まだ歯科衛生士が歯科助手と

同じ仕事をしていた頃、

 

ウチの衛生士は口の中を

赤く染めていました。(笑)

 

今でも、ウチの衛生士は

バリバリに定期検診やっています。

 

 

そんな私が、なんで

子供の矯正をやっているのか?

 

今、どこの歯医者に行っても

歯周病はソコソコ治りますよね。

 

もう「グッ!」と来ない。(笑)

 

・・・。

 

それにインプラントが

多く使われるようになって、

「自分の歯」が大事にされない。(笑)

 

インプラントはそれなりに

いい仕事をしますからね。

 

 

 

 

今から7年前に

顎顔面矯正に出会いました。

 

これは「上顎を広げる矯正治療」。

 

今までの(今でもですが・・)矯正治療は

顎の幅に歯の本数を合わせる治療。

 

赤が永久歯、白が乳歯)下矢印

このままじゃ、幅が足りない。

絶対にガタガタになるでしょ。

 

どうするの?

永久歯を抜く!

 

これが当たり前だったんだよね。

 

日本の歯科大学の矯正科で

顎顔面矯正をやっているところは

ありません。たぶん。

 

世界じゃ「普通の治療」になっても

日本では半世紀前の治療をしている・・・。

 

乳がんの治療と同じだな・・・。

 

 

 

ところで、今日の2歳児。

 

ウチの患者さんの3代目。

おばあちゃん、おじいちゃんは

インプラントをしました。

 

二人とも奥歯が早くから

ありません。上顎が狭いよね。

 

その娘(今日の2歳児の母)

上顎が狭くて、私が矯正治療を

しました。でも、抜いてないよ。

 

こういう針金の矯正治療。

 

これだとなんとか抜かずに治る。

 

で、今日の少女。

 

まだ2歳。

 

どうする??

 

まあ、

基本的に経過観察ですが、

 

世の中でコソッと言われている

 

「アイスのスプーンを噛む!」と

受け口が治る!!

 

これを伝授しました。(笑)

 

まあ、治る人にはいろいろと

その後の条件があります。

 

1、ベロの位置が良くなる

2、鼻で息ができるようになる

3、硬いものもしっかりと食べる。

などなど

 

逆にいうと

これらができないから、

今の位置になったんです。

 

さらには

骨格的に受け口の家系の場合は

スプーンじゃ、絶対に無理。

 

 

そういう家系の人は

5〜6歳で必ず拡大して下矢印

 

夜、寝ている時に

上顎を前に引っ張る。下矢印

そして、経過観察。

 

 

 

今度、2歳児がやってくるのは

3ヶ月後。

 

彼女の父親も矯正治療を

始めなくちゃいけない・・・。

 

そんなに家族全員の

歯並びが悪いなら

遺伝でしょ!

 

と、思う人もいるかもね。

でも、

歯並びは遺伝しません。

 

下顎の骨の大きさが

遺伝の影響を受けるから

 

受け口は遺伝するように見えます。

しかし、彼らも上顎が狭く、

早期に見た目が「逆」になる。

 

でも、シッカリ管理すれば

受け口も治ると思います。

 

受け口の話

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

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かとう歯科、矯正歯科

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