春真っ盛り
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塩を入れて軽く重石をしておいた「さくら」の花弁からピンク色の
水分が上がりました 湯呑に入れると綺麗なピンクが際立ちます
香りを嗅ぐと心地よい桜の香りが鼻孔に広がります
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本来であれば 第2工程として水分を軽く搾り「紅梅酢」を適量入れる
事になっていますが 買い求めようと近隣のスーパー数件に当った処
何れも時節柄入荷予定は梅干を漬ける頃との返答です
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塩だけで漬る事も可能ですがさくら湯に求められる良い色が出ません
何かで代用できないものかとネットで調べた処「クエン酸」が最も良い
事が分かりました
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実はその「クエン酸」日頃より手放せない必須アイテムとなっています
テニスコートへ持って行くボトルにはスポーツ飲料にクエン酸を加えて
飲んでいます クエン酸には疲労回復の働きが有るからです
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クエン酸溶液を加えて数分後にはピンク色が赤に近い鮮やかな色に変色
しました その後色を落ち着かせるため二日間ねかせます
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二日後水分を軽く搾り 天日に晒し二日間乾かした後小瓶に荒塩で
漬け込むのです
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100gの花弁は凡そ250片のさくらの塩漬けとなり「さくら湯」になる日
を待ちます
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待ちきれなくて早速熱いお湯に一輪の塩漬けを落としますと見事に
花開きました これぞ正に季節の香りです“ワンダフル!”