密造酒だって?

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酒税法によって手造りのお酒は手厳しく取り締まられています

これはトンデモナイ悪法であると我々市井の醸造家は主張します



よもやま“風土記”-2


<市井醸造家のバイブル15年前手に入れました当時は「発禁」>

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昔から庶民は事ある毎に自らお酒を造って楽しんで来ました

この処我々の主張が少し認められてきています「どぶろく特区」です

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主にコメを原料とする“どぶろく”は上手く出来ると日本酒など

足元にも及ばないほど実に美味しく仕上がる事が有ります

私も過去に10回程度造ったことが有りますが出来は様々でした

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今回はワインです赤ワインの醸造は二度目です

ワインに適したブドウで良く知られた物はカベルネ・ソービニヨン、

メルロー種等ですが日本では手に入りにくいので「マスカット・ベリーA

10kgをネットで購入しました


よもやま“風土記”-1

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実際に仕込みに使ったブドウは9kgでした(奥さんが1kg食べた!)

糖度の高い美味しい葡萄でしたが、天然醸造に拘り失敗した経験から

糖度24度まで加糖し乾燥したワイン酵母を活用しました



よもやま“風土記”-1


<東急ハンズで購入できます>

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最初は果房を手で押しつぶすことから始まります


果汁糖度が24度程度になるまで加糖し ワイン用のドライイーストを

加えよく混ぜれば徐々に発酵が始まります





よもやま“風土記”-4


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土曜日、還暦宴会の当日午前中に仕込みましたので今日で6日目です

盛んに発行していますが5日目の昨日が 発酵のピークだったようです

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今の状況は 果肉と果皮が分離し果肉は酵母によりほゞ分解され種子が

タンクの底に沈んでおり混ぜるとじゃりじゃりと音がします



よもやま“風土記”-5

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果皮は赤ワインの色 種子からはタンニン(渋味)を取り出します

従って色付け・渋味は何時果皮や種子を取り出すかに掛って参ります

毎日タンクを攪拌しながらその時をはかります

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味見をしますが最初は甘い葡萄ジュースから始まり徐々に発酵する

事により 甘味はアルコールへと進化を遂げ今朝の状況は 若く甘い

スパークリン・グワインのような状況でした


よもやま“風土記”-6

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毎日の味見で残り少なくなっただろうって?

いえいえ私は根っからの呑ん兵衛です 美味しいワインが出来るまで

タンクをかき回しながら“美味しくなれ!”我慢・ガマン・・・

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