赤湯温泉

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午前6:23623日私誕生日)各々準備体操の後山小屋を後にした

湿原に架かる木道は「霜」のため凍てついて危険であるKが転んだ

途中NHK100名山クルーと挨拶を交わし次の目的地赤湯温泉へ



よもやま“風土記”-1

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「池塘」が点在する湿地帯を抜けると突然急な岩場が待ち受けている

足を滑らせると<一巻の終わりなり~>三点支持技法で慎重に下る

切り立った岩場・深い谷そしてこれから乗り越えていく山並み・・・



よもやま“風土記”-2

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あれ?昨日の登りのルンルン・コースとは様相が違うぞ!

赤湯温泉を経ての本日終着点「元橋」迄は7時間の行程である

足場が悪く全く整備されていない急な下りが延々と続きます

恐らく「マタギ」が拓いた道であろうかと思われます




よもやま“風土記”-3

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今回はゴンドラ利用の“楽々紅葉刈り”帰りは温泉に浸かって乾杯~!

の心算で・・・何時もの山へ登る足慣らしを怠っていました

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急峻な悪路を下る事3時間案の定膝が悲鳴を上げ始めました 

「これはヤバい」杖を出し使いますが急なため用を成しません

急な登りの後の最後の下り谷川の水音が聞えます おう!屋根が・・

赤湯温泉です『助かった!』何とか予定通りに到着出来そうです

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何と登山道(獣道に毛が生えた程度)から温泉宿へのアプローチは

河原にゴロゴロ横たわる巨岩の赤ペンキの矢印に沿って歩きます

増水したらとても辿り着けません


よもやま“風土記”-4

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河原から石段で登ります 二人の寡黙なおじさんが機材修理の作業を

していました愛想が有りません 先ずは温泉そしてビールだ!

入湯料500円を払って河原に面する露天風呂へ(内湯は無さそうです)


よもやま“風土記”-5

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赤湯温泉の名の通り赤く濁った塩ッパイお湯です一寸温めのお湯でした

30m程下流に女湯が有ります其処は青色の「青湯」です

勿論我々以外に客はいません オッサン4人組前も隠さず女湯へ・・・

此方の方が良い湯加減で赤湯より体に効きそうです 長湯が嫌いな

私ですが15分位は浸かっていたでしょうか効能を期待して


よもやま“風土記”-9

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風呂から上がりひり付く喉を潤そうとビールを頼むと無いと言います

昼時なので食事を頼むとこれも無いと言う 結局有るのはカップ麺

のみ 寂しくカップラーメンを啜って赤湯温泉を後にしました


よもやま“風土記”-8

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え~!まだ登るの~?

赤湯温泉からは比較的平坦な林道を歩くものだと思っていました

処がドッコイ赤湯林道終点まで2時間急なUPDOWNを行かなければ

ならずその後も林道を2時間程歩かなければなりません雨がぱらついて

います 笑う足をだましだまし前へ運びます

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元橋を経て駐車場迄4時間覚悟は決めたものの中々足が言う事を聞いて

くれません『な・何と弱気な!』叱咤激励し精神力で・・・30分後

尾根筋に看板を見付けましたタクシー会社です 早速スマホで・・・

圏外です 内一人が旧タイプの携帯を所持繋がると言います



よもやま“風土記”-1

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赤湯林道終点へ1時間半後迎えに来てくれる事になりました 登りは

OKですが下りに力が入りません しかしながら約束の時間に遅れる

訳には参りません 林道にタクシーを見付けた時の安堵感忘れません

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気の良い運転手さんと話が弾みます 大型台風が猛威を奮って北上して

いて明日上陸するかも知れないと言います この二日間シャバ(下界・

仏教用語)と関わりが薄い別世界にいた事を強く嬉しく認識しました

そしてゴンドラの駐車場に着く頃には土砂降りの雨となっていました

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“秘湯中の秘湯”

苗場山経由での客は荒れた道厳しい行程からして数少ないはずです

林道終点から行くにしても登山靴が必要な程の厳しいルートです

秘湯ブームと聞きますが余程の物好きでない限りは・・・

そんな意味で“秘湯中の秘湯”としておきます

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今も足が痛んで歩くのに難儀しています

<痛みが無くなれば評価は変わってくるかも知れませんがね・・>

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