昨日福岡ではソメイヨシノに代表される
桜の花の開花が日本列島一番乗りであるとして
高らかに開花宣言を致しました


桜の花の便りが聞かれる頃になりますと
心がウキウキとして参ります

私に限った事ではないと思いますが・・・


小さい頃から桜が大好きでした
九段に会社を設けたのも桜の名所であると言う事が
大きな選択肢でもあったわけです


幼少の頃祖母がよく私を抱っこして耳元に様々な言葉を
まるで体に植え付けるように話して聞かせてくれました


桜が咲く季節になると決まって何度も言い聞かせてくれたのが
確か以下のような短歌でした 


<詠み人は祖母なのかどうか又、50年近くも前の事ゆえ
 記憶は定かではありませんが・・・>


盛りをば見る人多き 


散る花の


訪ねる事ぞ情けなりけり


 昨年かけがえの無い友人との別れを経験いたしました
 還暦も過ぎる年頃になるとこんな歌もうかんで参ります


       春ごとに花の盛りはありなめど


              逢ひ見むことは命なりけり


                          ・・・源氏物語