今日はワールドカップで活躍した世界的名手クルトワ選手です!
黄金世代のベルギー代表の正GKとして君臨し、大会最多27セーブを記録。ベルギー史上最高の三位に貢献。ゴールデンブローブ賞も受賞するなど安定感が抜群でした。
まだ26歳なのに、これほどチームに安定感をもたらすGKはなかなか居ませんね。20歳くらいの時から守備範囲の広さ、ハイボールの処理などトップレベルでしたが、ますます頼もしい選手になりました。
派手さは無いタイプですが、ポジショニングが良く、セーブ率も高い。そしてどんなビッグセーブをしても冷静沈着な態度は相手からすると精神的にもキツいものがあります。
足元のテクニックはそれほどではありませんが、キャッチが非常に上手く、キャッチの後に素早く敵味方の状況を見てスローイングでチャンスを作るのが得意。記憶に新しい日本代表に止めを刺した一撃も、クルトワ選手の正確なスローイングからの高速カウンターでした。
守りも抜群で、なおかつ攻撃の起点としても秀逸な物を持っているので、特にカウンター戦術を得意とするようなチームにはこれ以上ない存在でしょう。
日本のミスもありましたが、あの時間帯に息の合ったカウンターが出来るのが力の差だと感じました。とくにデブルイネ選手とクルトワ選手は子供の頃からのチームメイト。動き出しのタイミングもパスの連携も完璧でしたね。
ベルギー代表にはリバプールのミニョレ選手もいますし、GKも充実していますが、常に正GKの座を担ってきたのがクルトワ選手の凄い所。
クラブレベルでも、チェルシー不動のGKだったチェフ選手をベンチに追いやったのには驚きました。
先週レアル・マドリードに移籍しましたが、レアルの正GKナバス選手とのハイレベルなポジション争いも見ものですね。先日のUEFAスーパーカップ決勝ではナバス選手がGKでしたが、アトレティコマドリードに負けてしまったので、リーグ戦ではどっちがゴールマウスを守るのか読めません。
レアルはGKにはそれほど困っていなかったですが、移籍金3500万ポンド(50億円)は予想よりも安いので良い補強でしたね。(ケパ選手103億円やアリソン選手94億円に比べれば)
久しぶりのリーガエスパニョーラでの活躍にも期待しています(^^)