Chat(チャット)GPT-4 Turbo(ターボ)とは?使い方・できることは?

GPT-4 Turbo、ChatGPTをカスタマイズできるGPTsが登場

 

1.GPT-4 Turbo

1-1. GPT-4 Turboとは

2023年11月6日(現地時間)にOpenAIがChatGPTの新しいモデルであるGPT-4 Turboを発表しました。Turboの名前の通りGPT-4と比較して速度が向上しているほか、その学習データに2023年4月までの情報が含まれるようになったため、最近の情報についてもやりとりが可能になりました。前のバージョンでは2021年9月までの情報しか含まれていません。ただし、比較的最近の情報まで含まれるようになったものの、2023年4月以降の情報は含まれないため、最新情報を得るためには、ウェブ検索プラグインなどの外部の仕組みを利用する必要があります。GPT-4 Turboは、現時点ではAPI経由での利用に限定されていますが、数週間以内にChatGPT Plusユーザー向けにリリースされる予定です。

1-2. コンテキストウィンドウについて

GPT-4 Turboではコンテキストウィンドウも8,192トークンから128,000トークンに拡張されました。コンテキストウィンドウは、チャットのセッションごとにどれだけの情報を記憶として保持できるかを指すもので、人間の短期記憶のようなものです。コンテキストウィンドウの容量が大きければ大きいほど、より複雑で長いやりとりが可能になります。なお、トークン数の数え方ですが、日本語の場合、ひらがなは1文字1トークン、漢字は1文字2〜3トークンになります。一方、英語ではトークンはおおまかに単語数に相当します。トークン数の数え方が異なるため、英語のほうがコンテキストウィンドウを広く使用できることになります。128,000トークンは、日本語では薄めの文庫本なら丸々読み込めることになります。

 

 

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2. GPTs

2-1. GPTsとは

OpenAI社は同時に、GPTsというサービスも発表、リリースしました。GPTsは、ChatGPTを特定の目的に合わせてカスタマイズできるものです。カスタマイズ作業自体もチャットのやりとりで行うため、特別な知識は必要ありません。ベースとなるChatGPTに文書、ファイルなどを渡し、独自の指示を与えることでカスタマイズします。オプションとしてウェブ検索、DALL-Eによる画像生成、コード実行、外部API呼び出しが可能です。カスタマイズしたバージョンは他の人と共有することもできます。OpenAI社は、カスタマイズしたバージョンを販売、配布できるGPT Storeというストアサービスを開始すると発表しています。

2-2. GPTsの作り方

 

左側がGPT Builderで、この下のチャット欄にカスタマイズの指示を入力し、ChatGPTとやりとりしながらカスタマイズしていきます。初期画面は英語ですが、日本語でやりとりできます。例えば「やり方を教えて」を入力すれば、GPTsのカスタマイズ方法を説明してくれます。

 

 

チャット欄のクリップアイコンをクリックすればファイルをアップロードできます。

 

 

対応ファイル形式はWord、Excelのようなオフィス文書や、HTML、PDF、CSVのほか、画像ファイルにも対応しています。対応ファイル形式一覧についてはhttps://platform.openai.com/docs/assistants/tools/supported-filesに記載されています。

 

カスタマイズしたGPTは右側の画面で試すことができます。カスタマイズ途中でも試すことができるので、期待する動作になるまでチャットのやりとりを繰り返して、改善していくことができます。なお、右側の画面の上部にある「Preview」をクリックすれば、テストのやりとりを消去できます。

 

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2-3. GPTsの配布方法

独自のGPTが完成したら、右上の「Save」ボタンをクリックすると保存できます。配布したい場合は「Only people with a link」を選択して「Confirm」ボタンをクリックしてください。すると、通常のChatGPTと同様のページが表示されますが、URLを見ると「https://chat.openai.com/g/」から始まるものになっています。このURLをコピーして配布してください。なお、使用する人もChatGPT Plusに加入している必要があります。

 

 

 

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