昨年も大きな豪雨被害が発生
この大雨は、同年6月中旬から7月中旬にかけて、九州から本州東北地方にわたる範囲に停滞した梅雨前線によるもので、局地的に1時間に80mmを超える猛烈な雨が繰り返されました。この大雨のため、延べ8水系の10河川で危険水位を超え、或いは土砂災害警戒情報が出されました。9県14市町村の1万456世帯に避難指示が出されました。
また、42の道府県で土石流や地滑りを含む576件の土砂災害が発生し、死者・行方不明者21人、負傷者21人、建物の全半壊116棟に及ぶ大きな被害を各地にもたらしました。10万5,800戸が停電、1万6,726戸が断水する等ライフラインが寸断されたほか、各地の鉄道や道路で運転中止・通行止めなどの被害に見舞われました。また各地で農林水産業に大きな被害が出ました。
政府の対応
こうした災害に対し広島県と山口県内の4市は災害救助法が適用され、岐阜県、広島県、山口県、鹿児島県内の6市町は被災者生活再建支援法が適用されました。政府は、情報連絡室を設置し、関係省庁は情報収集と共有を行いました。さらに、激甚災害として指定し、農地等の災害復旧事業等に係る特別措置等を適用しました。
また、近年の災害状況をふまえ、甚大な住宅被害が広域的に散在している場合にも対応できるよう、被災者生活再建支援法施行令を改正し、被災者生活再建支援制度の適用要件を拡充しています(9月3日公布)。
自衛隊の災害派遣は、人員延べ1,088名、車両延べ232両、航空機延べ4機に及びました。
局地的な大雨の発生
近年、世界的に水害が多発しているように、日本でも局地的な大雨の発生頻度が増加傾向にあります。局地的な大雨などが引き起こす水害による被害を最小限に食い止めるための対策が重要です。

岐阜県の可児川が氾濫し、トラック10 台が100m 流される
地域コミュニティの力で豪雨災害に備える
地域コミュニティの力を結集して、風水害対策に取り組む「共助」の動きも拡大しています。
地域コミュニティの力を活用するにあたって何がポイントとなるのでしょうか? 予想される被害の種類も規模も地域の地理的要因によってさまざまですが、災害からみんなで身を守るという目線で考えてみれば、次のようなことが言えます。
・地域で、水位等の監視、雨量観測、緊急時の情報収集・伝達等、平常時から水害の警戒態勢を取る
・洪水ハザードマップ等の活用によって、水害の危険を予想・認知する工夫と努力を行う
・自主避難の判断、状況に併せた安全確保行動をとる
・地域内で住民参加による水防活動を行う
・要援護者の安否確認、避難支援体制を整える
・事前に避難所運営の訓練をしておく
・消防団、福祉団体、ボランティア等との連携を図る
皆さんの地域では、このような準備をされていますか?
都市は豪雨に強くない
急激に進んだ都市化などにより中小河川の氾濫や土砂災害による犠牲者がふえています。梅雨期にかぎらず、台風や局地的な大雨が発生すれば、コンクリートに覆われた都市部では、下水の処理量を超えた大量の雨水が地下街や低い地域に流れ込み、浸水を引き起こし、被害も甚大なものになりやすいのです。
都市部においては、こうした特有の災害を引き起こす危険性をはらんでいます。
【自宅避難用】防災グッズとして絶対必要なもの3選

自宅で避難する場合は、非常時の持ち出し品に加えて、自宅避難に適した防災グッズも必要となります。自宅に留まる危険性が高い一方で、避難所にも入れないといった状況では、車中避難や屋外避難となりますが、このような場合にも自宅避難用の防災グッズは欠かせません。
自宅や避難所以外の場所に避難する場合は、水道・電気・ガスが使えない状態を想定した上で必要なものを揃える必要があります。ここでは、非常用の持ち出し品に加えて用意しておきたい自宅避難用の防災グッズを紹介します。
2-1.毛布・寝袋
車中や屋外に避難する場合、毛布や寝袋、アルミブランケットといった災害用寝具は必要不可欠なアイテムです。どのような場所でも横になれるよう、クッション性の高い断熱マットも用意しておくとよいでしょう。車中避難に備えて、フロントガラスから入る日差しや冷気を妨げる働きをするサンシェードも準備しておくと安心です。
なお、避難所で避難する場合、基本的な災害用寝具は用意されていることが多いため、寝袋や毛布は持参する必要はありません。
2-2.災害用調理器具
災害時にはライフラインが使えない場合が多いため、カセットコンロ・食品加熱袋・紙皿・割箸といった、災害時でも使いやすい調理器具・食器を準備しておきましょう。
また、カセットコンロ以外に「エコソーラークッカー」のようなアイテムも用意しておくと、ガスボンベがなくなった際に急場をしのぐことができます。
2-3.簡易トイレ
避難生活では、使いたいときにトイレが使えないことも少なくありません。トイレを我慢することで健康を損ねる恐れがあるため、簡易トイレをいくつか用意しておきましょう。トイレセットとして、除菌効果や消臭効果が高い凝固剤や、汚物を入れる丈夫なビニール袋も併せて準備してください。
簡易トイレは既製品も販売されていますが、ダンボールで自作することもできます。大きすぎるとお子さんや高齢者は使いにくい場合があるため、自分や家族の体に合ったサイズのダンボールを選びましょう。
3.非常時に備えて用意しておきたい防災グッズとしてのダンボール

梱包資材のイメージを持っている人が多いダンボールですが、実はダンボールは汎用性が高く、防災グッズとしても有用なアイテムです。
■災害時におけるダンボールの活用例
- ・簡易ベッド
- ・簡易トイレ
- ・貯水タンク
- ・椅子
- ・目隠し など
なお、災害用の簡易ベッドについては既製品として「アースダンボール」で販売しております。災害に対して万全の備えを目指している人は、災害用の簡易ベッドの導入を検討してもよいでしょう。
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