夏まき&夏植え野菜:7月~8月中旬編
ニンジン(人参)
ニンジンは7月が種まきの適期です。栽培期間が多少長いですが、栽培自体は簡単です。生育初期の成長スピードがゆっくりなので、このころは雑草取りなどを行って、養分を取られないように注意しましょう。
ダイコン(大根)
ダイコンは丈夫で土質をあまり選ばないので、案外栽培難易度は低いです。ただし深めに土を耕したり、土囊袋など深さがある容器で栽培することが大事です。サイズや形、煮物向き、生食向きなど、品種が多数あるので、目的にあった品種を選びましょう。
ハクサイ(白菜)
ハクサイは冷涼な環境を好むので、8月下旬〜9月の暑さが落ち着いた時期に種まきをしましょう。病害虫の被害にあいやすいので、植え付けした後は寒冷紗などでおおって予防しましょう。また、アブラナ科の連作障害にも注意が必要です。
キャベツ
夏に種まきをして収穫する秋冬キャベツは、ぎっしりとつまりがよく、葉肉が厚いので煮物系に向いています。害虫の被害にあいやすいので、植え付けしたら秋までは防虫ネットや、寒冷紗などを使って対策が必要です。
ルッコラ
ルッコラは種まきから収穫までが30〜40日ほどと、とても短くて育てやすいです。梅雨を除いた初夏ごろにも種まきができます。雨に弱いので、梅雨期には雨よけをしたり、直射日光が当たる場合には遮光してあげると、なおよいでしょう。
夏まき&夏植え野菜:8月中旬~9月中旬編
ミズナ(水菜)
ミズナはシャキッとした食感が、加熱してもなくなりにくいため、鍋物やサラダでも人気の京野菜です。9月に種まきをして11月のはじめには収穫ができます。栽培初期は害虫の被害にあいやすいので、寒冷紗などをかけてあげるといいでしょう。
ジャガイモ
ジャガイモは栽培期間が短く、土質を選ばないので、栽培難易度は低いです。市販のジャガイモを種イモとして使え、収穫量も多いので栽培も楽しめます。光に当たるとイモが緑化してしまうので、都度、土寄せが必要です。
ホウレンソウ
ホウレンソウは9〜10月に種まきをします。種まきから2〜3週間ほどで栽培ができ、その後も次々と伸びるので、コストパフォーマンスの高い野菜とも言えます。耐寒性が高いので冬でも育てられます。
夏に野菜の種まき・苗植えをして、秋口の収穫を楽しもう!
野菜の栽培適温はほとんどが20〜30度です。気温30度以上にもなる日本の夏は、野菜にとって、農作業をする私たちにとっても、厳しい時期です。
野菜にも自身にも、しっかりと暑さ対策をして、秋口の収穫を楽しみましょう。