フェイジョアの育て方のポイントは?

10度以上の気温を保ち、日当たりのよい場所で育てることがポイントです。多少の耐寒性はありますが、南国育ちで日光や暖かい気候を好むため、冬越しには注意が必要です。
特に若木のときは、0度以下の日が続くと枯れてしまうので気をつけてください。また、花が咲いた枝に、翌年の花芽をつけるので、剪定の時期と方法にも注意してください。違う品種をいくつか一緒に育てることで、実がつきやすくなりますよ。


フェイジョアの種まきと苗植え!鉢植え、地植えの時期や方法は?

種まき
種まきの適期は、2~4月です。種は市販されていないので、自分で育てたものから採取して、育てていきましょう。
1. 実から種を取り出し、果実をきれいに落とす
2. 種を日陰で乾燥させる
3. 種まき用培養土か、赤玉土(小粒)をセルトレイにいれ、種をまく
4. 鉢にビニール袋を被せ、湿度を保つ
5. 発芽するまで土が乾燥しないよう水やりをして管理する
6. 発芽したら、ビニール袋をはずし、引き続き管理する


鉢植え、地植え

種から育った小さな苗か、購入した苗を3~4月頃に植え付けます。鉢植えは、苗よりも1回り大きな鉢に軽石と土を入れ、植えます。苗が幼いときは鉢植えで大きくするのがおすすめです。地植えは、日がよく当たる場所で、複数本違う品種を植え付けましょう。
夏でも気温が低い場合は、防寒対策をすると安心です。地植えは株元に腐葉土を被せておき、鉢植えは暖かい場所に移動させます。
フェイジョアの土作り、水やり、肥料の時期と方法は?

土作り
水はけのよい土を好みます。鉢植えは、赤玉土(小粒)6:腐葉土3の割合で混ぜた土か、市販の果樹用培養土がおすすめです。地植えは、水はけが悪いと感じたら、庭土に川砂を1割ほど混ぜるとよいですよ。
水やり
鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。夏は乾燥しやすいので、水切れしないよう1日2回の水やりをする場合もあります。地植えは、乾燥した日が続いたとき以外、必要ありません。
肥料
植え付けのときに、ゆっくりと効く緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。あとは、2月と11月にゆっくりと効く有機質肥料か植え付け時と同じ化成肥料を与えます。


フェイジョアの植え替えの時期と方法は?

鉢植えは、2~3年に1回、3~4月頃に植え替えをします。鉢底から根が出てきた、水の浸透が極端に遅いと感じたら植え替えのサインです。1回り大きな鉢に、軽石と土を用意しておきます。
フェイジョアの剪定時期や方法は?

3~4月頃、伸びすぎた枝を剪定します。植え付けて1~2年の幼苗は、樹形を整えるための剪定を、4~5年もたつと、果実を上手に実らせるための剪定を行います。
植え付け1~2年(幼苗)
幹から伸びてきた長い枝を1/3ほどにカットして、枝数を増やして樹形を整えます。
植え付け4~5年
地面から50~60cmほどの枝は全て切り落としましょう。枝数や長さが整い、樹形がきれいになってきたら、混みあった枝、細い枝、内向きの枝を付け根から切り取ります。地面から出る枝(シュート)も、根本から切り取ります。
また、枝の先端は、花の咲く芽がつく場所なので、切り落とさないよう気をつけましょう。8~9月は翌年の花の芽が育つ時期なので、剪定時期を間違えると、花がつかなくなります。
フェイジョアの増やし方!挿し木と取り木の時期と方法は?



挿し木
6月下旬~7月上旬が適期です。春から伸びた若い枝を10cm前後の長さに切り取ります。葉が大きい場合は、枝の下の方にある葉を半分ぐらい取り除き、1時間ほど水につけておきます。
水あげをしたあとに、川砂や鹿沼土(小粒)を入れたポットに挿して発根するまで、水やりを続けてください。十分に根が生長して、葉っぱも育ってきたら地植えか、1回り大きな鉢に植え替えましょう。
取り木
4月頃が適期です。発根させた幹の場所の表皮を縦2~3cmほど、1周分剥ぎ取ります。そこに湿らせて硬く絞った水苔を巻いて、さらのその上からビニールやアルミホイルなどを巻いて、湿度を高く保ちます。
被せた場所から雨水が入ったりしないようにしっかりと閉じてください。数ヶ月ほどたって根が出てきたら、本体から切り取り、鉢に植え付けましょう。
フェイジョアで果実を実らせるには?収穫は自然落下を待つ

果実を収穫したいときは、違う品種を近くに植えるか、人工授粉が必要になります。果実は自然落下を待つので、収穫は簡単です。
人工授粉は、雄しべの花粉を綿棒などに付け、他の株の雌しべにこすりつけます。自分だけでは、実をつけられない品種が多いため、こうした人工授粉か、違う品種を近くに植えることで、受粉します。
フェイジョアの栽培で注意する病気や害虫は?

病害虫には比較的強く、育てやすいのが特徴です。ただ、まれにテッポウムシがつくことがあるので、見つけたら殺虫剤で退治しましょう。
また、植え付け1~2年の苗木には、コウモリガやカイガラムシ、ハダニが発生することがあります。葉水でハダニを予防し、カイガラムシはブラシでこすり落とします。コウモリガを見つけたら殺虫剤で対処してください。
フェイジョアは優秀な庭木

病害虫に強く丈夫で、おいしい果実を実らせ、庭の目隠しにもなるフェイジョアは、優秀な庭木です。また、違う品種を植えると、実がつきやすくなるうえ、開花期には異なった花姿を楽しめるなんて一石二鳥ですね。温かい場所に住んでいる方は、ぜひ、フェイジョアを育ててみてください。
フェイジョアは、ウルグアイやブラジルの南部が原産の常緑低木です。熱帯性の植物ですが耐寒性があるので、温かい地域であれば庭木としても育てられ、夏にはトロピカルフルーツを実らせてくれます。今回はそんなフェイジョアについて、種類や品種、果実の味などをご紹介します。
フェイジョアの花言葉!由来は?
『実りある人生』『情熱に燃える心』『満ち足りた』
白い花びらの内側に、情熱的な赤い雄しべをつけることにちなんで、「情熱に燃える心」という花言葉がつけられました。また、甘い果実をたくさん実らせることから、「実りある人生」という花言葉が生まれました。
フェイジョアの学名・原産国・英語
- 学名
- Feijoa sellowiana
- 科・属名
- キフトモモ科・フェイジョア属
- 英名
- Feijoa
- 原産地
- ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部
- 開花期
- 5~8月
- 花の色
- 白、赤
- 別名
- パイナップルグアバ
アナナスガヤバ
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フェイジョアとは?花や実はどんな味がする?

フェイジョアは、キフトモモ科・フェイジョア属の低木果樹です。南国原産の常緑樹ですが、耐寒性があるため、四国や九州など、年間を通して10度以上の気温があれば地植えでも育てられます。庭木なら生垣や目隠しなどに利用でき、鉢植えでの栽培も比較的しやすいです。
大きくなると、3~5mほどまで生長し、白や赤の花を5~8月頃に咲かせます。花びらは外側が白色で厚く、内側は紫赤色で、花の中から真っ赤な雄しべを放射線状にたくさん伸ばしています。花びらは甘みがあるエディブルフラワーで、食べることもできます。
夏にはパイナップルグァバの名前で流通する果実を実らせ、ジャムやスムージー、果実酒などに利用されています。パイナップルに似た香りを放ち、パイナップルやりんご、いちごを混ぜたような甘い味が特徴です。
名前の由来
フェイジョアは、ポルトガル人の博物学者Feijo sellowiana氏にちなんで名付けられました。もともとは、フランス人植物学者エドアール・アンドレによって1890年にヨーロッパへもたらされ、日本には昭和初期に渡来しました。
フェイジョアの実は、国内での生産・流通が少ないため、残念ながら日本産のフェイジョアが見かけられることはなく、主にカリフォルニアやニュージーランドなどから輸入されています。


フェイジョアの種類や品種は?

品種が豊富で、30種以上あるといわれています。品種によって、果実を実らせるタイプ(自家結実)と、そうでないタイプがあるので栽培の際は注意してください。また、品種によって収穫時期が異なるので事前に確認しておきましょう。
自家結実する品種でも、他の品種を近くに植えて受粉させた方がより、実の数や味がよくなるといわれているので、スペースに余裕のある方は、他の品種を植えてみてください。
- 早生:10月中旬~下旬頃
- 中生:11月上旬~中旬頃
- 晩生:11月下旬~12月上旬頃
フェイジョア・ジェミニ(Gemini)
早生品種で、小~中サイズの実をつけます。自家結実性はありますが、他品種との受粉で実がより大きくなります。果肉が柔らかく、濃厚な味が特徴です。
フェイジョア・ポウナム(Pounamu)
早生品種で、中サイズの果実を実らせます。果実は、甘みと酸味のバランスが取れていて、香りがよく、コクのある味が特徴です。ただ、自家結実性はありません。
フェイジョア・アポロ(Apollo)
中生品種で、大サイズの実をつけます。自家結実性があって、果実は甘みが強く、濃厚な香りと味が特徴の人気の品種です。
フェイジョア・マリアン(Marion)
中生品種で、中サイズの果実を実らせます。自家結実性はありません。果皮はなめらかで、酸味のある強い風味が特徴です。
フェイジョア・クーリッジ(Coolige)
晩生品種で、中~大サイズの実をつけます。自家結実性があります。果肉が柔らかく、受粉樹に適しています。
フェイジョア・タライアンフ(Triumph)
晩生品種で、中サイズの実をつけます。自家結実性はありませんが、風味が強くて果汁が多く、貯蔵性に優れていることが特徴です。
フェイジョアを育ててトロピカルフルーツを楽しもう

フェイジョアは、観賞用の庭木として以外にも、実った果実を食べることができます。原産国の温かい地域では、フェイジョアよりもパナップルグアバという名前で出回っているかもしれません。フェイジョアを庭木として育て、夏には収穫した果実をジャムにしたり、ミキサーにかけてヨーグルトと合わせて食べたりできたらすてきですね。





