池江璃花子が罹患の白血病、画期的な薬が認可…治療費は1回5千万円、保険制度を揺るがす恐れも

 

 

 

白血病と診断され闘病している競泳女子日本代表の池江璃花子選手が3月6日、21日ぶりにTwitterを更新。「思ってたより、数十倍、数百倍、数千倍しんどいです」と思いを吐露しており、ツイートからおよそ2時間で5000件以上ものコメントが寄せられています。

池江 璃花子

思ってたより、数十倍、数百倍、数千倍
しんどいです。
三日間以上ご飯も食べれてない日が続いてます。
でも負けたくない

 

 

 

 

 

 2月12日に、Twitterで白血病であることを明かし、治療に専念するとしていた池江選手。13日には、「今は、完治を目指し、焦らず、周りの方々に支えて頂きながら戦っていきたいと思います」と、白血病と戦うことをあらためて告げていました。現在は「三日間以上ご飯も食べれてない日が続いてます」と、つらい状態にあることを説明していますが、ツイートの最後は「でも負けたくない」と力強い言葉で締めくくられています。

競泳女子 水泳 池江璃花子 白血病 闘病 Twitter Instagram池江選手(池江璃花子Instagramから)

 

 池江選手の言葉に、「今まで頑張ってきたんだからこんな時は弱音吐いていいんです!」「簡単にがんばってとは言えませんが、きっと乗り越えられます」「少しでもしんどさが軽減されること祈ります」「必ず良くなりますように」など、ユーザーからは温かい言葉が続々。同じように闘病中だという人たちからも、「一緒に頑張ろう」との心を込めたエールが送られていました。

競泳女子 水泳 池江璃花子 白血病 闘病 Twitter Instagram競技に臨む池江選手(池江璃花子Instagramから)

 

 

2月12日、競泳の池江璃花子選手が白血病であることを公表し、競泳界のみならず、世界的に衝撃が走った。池江選手は競泳5種目の日本記録保持者で、昨年のアジア大会では6冠を達成するなど、来年に迫った東京オリンピックでいくつの金メダルを獲得するかと期待されていたからだ。

 そのため、池江選手の告白以降、白血病とはどのような病気なのか、どんな治療があるのか、といったニュースがさまざまなメディアで流れている。そんななか、白血病治療に劇的な効果が期待されている薬が認可され、話題になっている。

 2017年8月に急性リンパ性白血病の治療薬「キムリア」がアメリカで承認され、すでに難治性の血液のがん治療に用いられている。日本でも2月20日に「キムリア」の製造販売が了承され、早ければ3月には承認となる見込みだ。

 スイスの大手製薬企業・ノバルティス社が開発したキムリアが注目されている点は大きく2つある。ひとつは、従来の抗がん剤とはその作用機序が大きく異なる点。もうひとつは価格にあり、アメリカではキムリアを用いた1回の治療が約5000万円と、非常に高額である。

 キムリアを用いての治療は、正式にはCAR-T(カーティー)細胞療法と呼ばれる。従来の抗がん剤治療では、化学物質によってがん細胞を破壊し、増殖を阻止する方法が一般的であった。これに対しキムリアは、患者の血液から取り出した免疫細胞の「T細胞」にキメラ抗原受容体(CAR)を発現させる遺伝子導入を行いCAR-T細胞とした後、さらに培養し、その後体内に戻す。体内に戻されたCAR-T細胞は、がん細胞を狙って攻撃するといった治療法である。患者から採取した血液が原料となるキムリアは、いわばオーダーメイドのがん治療法といえるだろう。海外における治験では、実施した患者の8割に効果があったと公表されている。