小さな地震が頻繁に起こると、多くの人の脳裏には大地震という文字がよぎるのではないでしょうか。
日本は地震大国なためいつ大地震が起きても不思議ではありません。
実際に数々の過去の大地震では、突然の地震に対応出来ず甚大な被害が出てしまいました。
つまり地震は予知することが出来ず、私たちはいつ来ても良いように備えることしかできないのです。
しかし、実は大地震の前には前兆と考えられる不可解な現象が数多く起きています。
地震が来ることが分かったら、それまでに生き残るための対策を立てることができますよね?
今回は科学的には未だ解明されていない、けれども多くの目撃情報や証拠から地震の前兆とされる現象を紹介したいと思います。
1.大地震の前兆
1-1.地震活動編
大地震は一度だけではなく、小さな地震などが発生する前震と、本格的な揺れがおきる本震、本震の後におきる余震に分類することができます。
地震の発生メカニズムは複数のタイプが存在しますが、前震が断層などを広げることで大きな地震を誘発し、その後の大地震につながる可能性があります。
地震活動が終わるのがいつかは予測ができないため、地震が起きた場合は常に余震に警戒が必要になります。
1-2.生物編
一般的に動物の感覚は人間よりも鋭く、地震にも敏感に反応すると言われています。
過去の大地震の前にも前兆として多数の動物の異常行動が見られました。
ペットが興奮状態になりやすくなる
ペットが興奮状態になりやすくなり、犬であれば良く吠えるようになる、猫であれば高いところから降りなくなるなど通常の様子と大きく変わると言われています。
鳥が異常に鳴く
鳥が異常に鳴くのは地震の前兆とされています。夜中に鳥が異常に騒ぐ場合や、小鳥が姿を消すケースもあると言われています。
魚がとれやすくなる
通常深海にすむ魚などが海面近くに姿を現すことが増え、魚がとれやすくなると言われています。
また、普段とれない魚が増えるとも言われています。
ミミズが大量に地面に出てくる
地下活動の変化によりミミズが大量に出てくると言われています。
鯨やイルカなどの座礁
鯨やイルカが大量に座礁するのは地震の予兆と言われています。
超音波でコミュニケーションをとる生き物のため、地磁気の変化で方向感覚がわからなくなるのが原因ではないかと考えられています。
1-3.気象現象編
地下活動が活発化し、地磁気のバランスが変わることにより気象にも影響を与えるケースがあると言われています。
地震雲
地磁気の変化により普段見られないような珍しい雲の目撃例などが増えます。
地鳴り
大地震の前にはゴォーという地鳴りがすると言われています。
微細な前震を地鳴りとして感じるという説もあります。
火山活動の活発化
大地震には火山活動が活発化すると言われています。
マグマの動きなど目に見えない地下活動が活発になっているのではないかと言われています。
1-4.人体編
人体にはまだ未解明の部分があるだけでなく、環境の変化に敏感な人もいることから、大地震の前兆を体調の変化として感じるケースがあると言われています。
耳鳴り
地鳴りと似たように、耳鳴りとして地震の前兆を感じる人がいると言われています。
頭痛
地磁気の変化に敏感な人は頭痛を感じることがあると言われています。
胸の圧迫感や吐き気
無意識に地震の前兆を感じ、ストレスから胸の圧迫感や吐き気を感じる人がいると言われています。
2.過去の大地震の前兆
大地震の前兆として、中規模程度の地震が起きるケースや、小規模な地震が頻発するケースが存在します。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の場合は、前々日の3月9日に震度5弱の地震を記録している他、前日の3月10日に震度4の地震を観測しています。
2016年4月の熊本地震でも4月14日に震度7の地震があったあとに、4月16日に同じく震度7、地震の規模を示すマグニチュードが最も高い本震が起こっています。
本震が起きる前にも震度5を超える地震が4回、震度6を超える地震が2回観測されていて、大きな地震があっても確実に本震であるとは限らないという例になっています。
また2018年6月18日の大阪府北部地震のように明確な前震や予兆が観測されていないケースもあるため注意が必要です。
3.地震が来ると分かったら・・
3-1.緊急地震速報とは
緊急地震速報は大きな地震が発生した際に震度や地震の規模などを予測し、速報として知らせる仕組みのことです。
仕組み上実際に地震が来る前に速報を出すことが可能になっていて、事前に身を守る行動をとるための助けになってくれます。
実際に大地震が来た際のパニックを防げるだけでなく、身の安全を守るための情報源として活用できます。
最大5弱以上の地震が予測される場合に、震度4以上の地震が起きる可能性がある地域に緊急地震速報が発表されます。
3-3.緊急地震速報が来たら
緊急地震速報の発表から実際に地震がくるまでは長くても十数秒から数十秒と言われています。
その短い間で周辺の人に地震速報がきたことを伝えた上で速やかに身の安全を確保する必要があります。
<屋内>
落下物が当たらない場所に避難することや、倒れる恐れのある家具から離れることが基本になります。
また、慌てて外に飛び出せば落下物に当たる危険性が高まります。
火をつけている場合は火を消し、ドアなどが歪んで開かなくなった場合などに備えてドアを開けておきます。
<屋外>
建物から離れて瓦や窓ガラスなどの落下物から身を守ることが大切です。
建物が密集している場所の場合は頑丈そうな建物の中避難する方法もあります。
<車の運転中>
ハザードランプをつけて速度を落とし、左側に寄せて車を停車させます。
<電車やバスなどの公共交通機関を利用している>
係員や運転手の指示に従います。
一定以上の震度を観測した場合は停車することが一般的なため、手すりなどにつかまり揺れに備えてください。
安全な避難ルートなどの情報を持っている人に従わなければ怪我や事故に巻き込まれる可能性が高まります。
<地下鉄や地下街にいる場合>
火災に巻き込まれるリスクが最も高いため、脱出経路の確保が重要になります。
ただし、慌てて出口に殺到するとパニックに巻き込まれる可能性が高くなるため落ち着いて行動する必要があります。
事件・事故・災害アーカイブ
https://www.teguchi.info/disaster-control/earthquake-hazard-map/
発生確率が高い巨大地震
『南海トラフ巨大地震』以外で、近い将来に発生が予想されている大規模地震。
茨城県沖のプレート地震
30年以内に発生が予想される大規模地震では、もっとも確率が高い地震です。
今後30年の確率:90%程度以上
推定地震規模:マグニチュード6.7~7.2
茨城県沖で発生した1920年代、1943年、1960年代、1982年、2010年前後の地震が該当するとみられており、直近では『2008年茨城県沖地震』で、茨城県水戸市と栃木県茂木町で、「震度5弱」を記録しています。
三陸沖北部プレート地震
今後30年以内の発生確率:90%程度
推定地震規模:マグニチュード7.1~7.6
過去に発生した三陸沖北部のプレート間地震(1968年十勝沖地震)では、青森を中心に北海道南部・東北地方に被害が発生しています。
北海道沖の千島海溝沿いの根室沖地震
今後30年以内の発生確率:80%程度
※40年では90%程度、50年では90%程度以上
推定地震規模:マグニチュード7.8~8.5
北海道の千島海溝沿いの色丹島沖及び択捉島沖地震
今後30年以内の発生確率:90%程度
推定地震規模:マグニチュード7.5
マグニチュードと震度
マグニチュード(M)は地震のエネルギーを表す数値で、M8以上で巨大地震、M9以上(東日本大震災が該当)が超巨大地震とされています。
(M9~超巨大地震 > M8~巨大地震 > M7~大地震)
震度(1~7)は揺れの強さで計測震度計の数値です。マグニチュードが大きくなれば、揺れの大きい地域も広くなりますが、地盤の固さなどによって揺れの大きな場所、小さい場所が変わってきます。(東日本大震災はM9で最大震度は7でした)
※2016年の熊本地震では、M7.3の規模でしたが震度7が2回記録されています。
※震度5と6は1996年から、2段階(弱・強)表示になっています。
「全国地震動予測地図」で指標となった震度6弱では・・
※昭和56年(1981年)5月以前に建てられた木造住宅では、当時の耐震基準から地震による倒壊リスクが高いと指摘されています。無料の耐震診断、耐震工事の補助金を実施している自治体もあります。

