いつもたくさんの皆様に、ご覧いただきまして、心より感謝致しております。デビュー当時からずっと、応援して下さっているファンの皆様、ブログを見て応援して下さっている皆様、いつも温かいコメントを、有難うございます。

さて、この度は皆様に、大切なご報告があります。

私、堀ちえみは、口腔癌(左舌扁平上皮癌)と、診断されました。

いわゆる舌癌です。

最初は昨年夏頃に、舌の裏側に小さい口内炎ができました。

治りが遅いので、病院で診ていただきまして、その時は塗り薬や貼り薬、ビタミン剤などを処方して貰いました。

しかし11月になっても、少しも良くならず、酷くなる一方。痛みも増して辛くなり、掛かりつけの歯科医院に行き、診察を受けました。

そして何度かレーザーで、焼いて貰ったりもしました。

それでも治らず、そのうちに、舌の裏側だけではなく、左の側面にも、固いしこりができてしまいました。

私は2016年にリウマチなど、二つの病気を患っており、薬を飲みながらの治療中でした。

その科の定期検診の際にも、主治医に相談したところ、「飲んでいる薬の副作用の1つに口内炎の症状が出る事もよくあるので薬を暫くストップして様子を見ましょう」との事でした。

次の診察は翌年の2月となっており、それまでには徐々に良くなると、信じていました。

ところが年が明けても、良くなるどころか、酷くなる一方で、しこりも増え続け、左側の舌に激痛が走り、やがて食べ物が沁み、喋るのが辛くなり、眠っていても痛みで、夜中に目が覚めてしまうように、なってしまったのです。さすがにこれは口内炎ではないと…最悪は舌癌かも知れないと…

自分でスマホで、舌癌を検索してみたところ、私の舌の症状と同じような画像が、たくさん出てきました。朝になり主人に相談して、急いで大学病院に行きました。

それが1月21日の事です。

主人は仕事がありましたので、一人で病院へ行きました。

主治医の先生の所見で、悪性の舌癌の可能性が高いという診断。

それを聞いた私は、静かに受け止めていました。驚きもしなかったので、自分でも不思議でした。

ある程度、覚悟が出来ていたのかも知れません。

「転移の心配もあるのですぐに一週間の検査入院をして下さい」との事。

しかし仕事が立て込んでおり、一週間は無理なので、ご無理をお願いして、二日間の入院で、全身のいろいろな検査を、急いで受けさせていただきました。

その夜、私は美容院で伸ばしていた髪を、15センチ以上切りました。

髪を切るのに、夜遅くまで掛かった私を、仕事帰りの主人が、美容院まで迎えに来てくれていました。

主人は病院に付いて行けなかった事、私一人で癌の告知を受けた事に、「傍に付いてやれなくてごめん」「一人でよく頑張ったね」と…。

私より主人の方が、大変なショックを受けていたように、思えました。

そして車の中で、子供たちに隠さないで、きちんと説明をした方がいいのか。癌だという事は伏せた方がいいのか。ふたりで話し合いました。

実は主治医となる口腔外科の先生に私が、子供たちに伝えた方が良いのかどうか、他の同じ患者さんのケースなども、多く経験されている中での意見を、お聞きしておきました。まずは上の子供から、下の子供までの年齢を聞かれました。

そして仰った事。「この病気は家族の理解・サポート・協力が必要です」「場合によっては治療に長い期間が掛かる場合もあります」

「子供さんの年齢的な事も考えたらばきちんと向き合って話をした方が良いと思います」

あくまでご主人と話し合って決めていただく事が一番大切ですが」

その話も勿論、主人に伝えました。

その結果主人と私は、子供たちにきちんと、ありのままの状況を話すという、選択をしました。しかもその日のうちに、話をしようと。

まず東京の実家近くに住んでいる、息子のところに夜のうちに、主人が会いに行って話してくれました。私の口からは辛すぎて、告げる事は出来ませんでした。

息子は最初は絶句。顔面蒼白になったそうです。

しかし暫くして落ち着きを取り戻し「正直に話してくれてありがとう」との事でした。

東京郊外や他県に住んでいる、子供たちには電話で伝えてくれました。それぞれやはり、ショックを受けていたそうです。

そして自宅に住んでいる、高校3年生の息子と、高校1年生の娘には、夫婦ふたり揃って、告げました。息子も動揺していました。

娘にはポロポロ涙を流して、大泣きされてしまいました。振り絞って出した言葉が、「お母さんが可哀想すぎる」「リウマチのお薬のおかげでっと良くなって全身の痛みから解放されて」「今度は癌だなんて可哀想すぎる」「私はまだ16歳なのに」「お母さんとまだこれだけしか一緒にいないのに」「辛すぎる」でした。

この言葉を聞いた夜に、私は初めて泣きました。

2月4日に検査入院の際の、検査結果が出るという事で、それに合わせて、今後の治療方針を決める事に、なっていました。

舌の生体検査の結果、口腔癌(左舌扁平上皮癌)と診断。そして左首のリンパにも、転移している事が判明。ステージ4との告知を受けました。

かなり厳しい状況です。

長い間仕事を休む事も、たくさんの皆様にご迷惑を、お掛けしてしまいます。

「自分の人生、悔いなし」

「このまま治療せずに人生の幕を閉じてもいいのかな」と正直そういう事も考えました。公表せずにいようとも考えました。

ですから癌を告知された後も、口内炎とブログ上で表現し続けておりました。

申し訳ございませんでした。

私が「生きる」為に、頑張らなければと決心したのは、末娘の涙と言葉でした。

今思い出しても胸が張り裂けそうです。

「お母さんは病気ばかりで可哀想な人生だった」と…

そういう思いを、子供たちの心に残したままで、闘いもせずに諦めて良いのだろうか…

主人と子供たち、家族の為に、私はまだ生きなければならない。そう気持ちを切り替えて、長く辛い闘病に、チャレンジする事を決意致しました。

いろいろな治療の選択肢がありましたが、先ずは手術をして、取り除けるところは取るという方法を、選択しました。

手術を選択したからには、長期療養が必要ですので、皆様に公表しなければなりません。

そういう経緯を経て、本日公表をさせていただく事となりました。

本日19日に入院を致しました。22日には手術です。舌の半分以上を切除。首のリンパに転移した腫瘍も、同時に切除します。

切除した舌には、自分の皮膚の一部を、移植します。

一度の手術でこれらを、全て済ませます。口腔外科と形成外科の合同チームの手術で、12時間以上掛かると、聞いております。先生方を信頼して、身を委ねてお任せしたいと思います。

なってしまった事は、いろいろ後悔しても始まらない。

ただ前だけを向いて、ポジティブに生きていこうと。

私は負けません。

力いっぱい闘って、必ず戻って来ます。

そして再びファンの皆様の前で、歌が歌えるようになりたい。その為にも頑張って、治療に専念させていただきます。

皆様にはどうか、温かく見守っていただければと思います。

尚、当ブログは体調の良い時に、時々更新させていただきますね。

長々と失礼致しました。

私は負けない!

堀ちえみ

 

 

「ステージ4」と聞いて驚いた人も多いと思うが、現代の医学では「ステージ4=手遅れ」というわけではない。厳しい闘病生活になることはたしかだが、がん研有明病院のホームページによると、ステージ4の口腔がん(舌がん)の5年生存率は45%。手術の成功によってステージが下がり、生存率が高まることもある。決して「あきらめること」が必要な病状ではない。

 こういった「がん用語」の誤解は、医師と患者や家族の間でよく起きることだ。現在発売中の週刊朝日ムック「がんで困ったときに開く本2019」では、がん患者や家族が誤解しがちな「がん用語」について、専門家が解説している。そのなかから、「ステージ4」の正しい意味について紹介する。

* * *

「がんが治ると言われたのに、再発した」

「ステージ4と言われた。もうなすすべがない」

 医師からのこうした言葉にショックを受けた、というがん患者の話をよく聞きます。しかし、言葉の意図を医師に確認すると「そんなことは言っていません」ということが多いのも事実です。

 患者の理解が不足する背景には、医師とのコミュニケーションが不十分で「がん用語」に対する誤解を是正できないことがあります。ここでは、「ステージ4、進行がん」について紹介します。

「ステージ4は『末期がん』『手術のできない手遅れのがん』と思い込んでしまう患者さんが多いのですが、それは誤りです」(帝京大学病院腫瘍内科准教授の渡邊清高医師)

 ステージ(病期)とは、がんの進行度をあらわす分類です。最初に発生したがんの大きさや周囲のリンパ節への転移の有無、程度、離れた臓器への転移の有無などから決定します。

 がんの部位や種類によってもステージの基準は異なりますが、固形がんの場合、ステージ0~1期は病巣の広がりが限定されていて、手術や内視鏡治療などでがんを取りきれることが多いです。こうした治療によって高い確率で治癒が期待できるものを早期がんといいます。なお、ステージは術後の組織検査の結果などにより、変わることもあります。

 進行がんは早期がんを超えて広がったがんのことです。ステージ4はリンパ節や離れた臓器への転移(遠隔転移)を基準とするものが多いです。

■ステージ4でも生きられる

「しかし、医療の進歩により、進行がんで根治を目指した治療ができなくても、がんを縮小させたり、症状を抑えたりしてがんとともに生きていくことが可能になっています」(渡邊医師)
■介護保険制度と末期がん

 大腸がんのステージ4はコンバージョン手術によって多くの患者が助かるようになったといいます。

「治療の進歩にともなって、ステージの診断法が変わったものもあります。例えば膵臓がんは、遠隔転移やリンパ節転移がなくても周囲の血管やリンパ管に浸潤しているものはステージ4とされ、手術の適応とはなりませんでした。しかし、放射線や薬物療法により、腫瘍が小さくなると手術ができることがわかってきたため、新しいガイドラインではこうした段階のものはステージ3に変更されています」(林医師)

 こうした背景から医療現場ではもう「末期がん」という言葉は使われなくなっています。ただし、介護保険制度の手続きにおいては、使用されることがあります。

 実は40歳以上65歳未満の人ががんで介護保険制度を使う場合、対象は「がんの末期にあたる人」と定められているのです。

 ここでいうがんの末期の定義は、「治癒を目指した治療に反応せず、進行性かつ治癒困難または治癒が不可能な状態で、おおむね余命が6カ月程度」とされ、診断基準にしたがって、医師が判断します。