現実逃避をするとき多くの人があげるのが「寝る」という方法です。「1日寝たら嫌なことを忘れられる」という知り合いがあなたの周りにも一人ぐらいいると思いますが、この「寝る」という行為は確かに有効なのですが、この寝るときの「寝方」を間違えてしまうと逆効果になります。

正しい寝方を理解するためには、「交感神経」と「副交感神経」の役割を理解する必要が有ります。「交感神経」とは「目覚め」のときに働く神経であり日中の活動中にスイッチが入っています。一方、副交感神経は「おやすみ」のときに働く神経で夜中寝ているときにスイッチが入っています。こころに休息を与えるには、この副交感神経が働くための条件をきちんと整えてあげる必要があります。

寝る前に副交感神経を整えてあげる方法は、

・寝る前の2〜3時間は食事をしないこと
・寝る前にお風呂に浸かってリラックスすること(シャワーでは効果が薄い)
・電気を消して寝ること

などが挙げられます。

食べ物を消化したり吸収するしたりするのは「交感神経」の仕事です。寝る直前に食事をしてしまうと「交感神経」が働いたまま寝ようとするので、スイッチの切り替えがうまくいかず、なかなか寝付けなかったり眠れたとしても回復効果が十分に得られなかったりします。

またシャワーではなく、お風呂に入った方がいい理由は、シャワーだとからだが温まらないためです。人間は体温が下がっていくときに眠くなるようにできています。雪山で遭難すると眠くなるのはこのためです。ですから、寝る前にしっかりからだを湯船で温めてあげることで、そのあと体温が下がっていくので自然と眠くなってきます。このとき、リラックス効果のあるラベンダーなどのアロマをお風呂に入れたり、α波を出すような音楽を聴きながら入浴すると相乗効果があります。

そして、電気を消して寝ることです。人は暗闇を感じるとメラトニンという睡眠ホルモンが出始め「副交感神経」にスイッチが入ります。逆に太陽光などの光を感じるとメラトニンの分泌量が減り「交感神経」にスイッチが入ります。ですので寝る準備ができているのに周りが明るいと、メラトニンからすると「どっちだよ!」ということになってしまうわけです。電気を消して入るけど、スマホを見ていたり、薄明かりで読書をしていたりというのも同様の理由でオススメしません。こころを休ませるときには、とことん休ませてあげることをしてあげた方が効果的です。

 

 

まずは、あなたがいまこころが感じていることを頭の中で整理するために、誰かに思っていることを吐き出す、共有するということをしてみてください。感じていることをアウトプットすることによって得られることで最も大事なことは、「わたしの気持ちを理解してくれる人がいた」という安心感です。

どうしても悩み事というのは誰かに相談しづらいことも出てきます。「こんなこと誰かに話したら変に思われるんじゃないか」とか「自分は弱い人間だと思われたくない」など、話してしまえばスッキリするのはわかっているのに、それが怖くてなかなかできないということはよくあります。

一人で抱え込んでしまうと、自分の頭の中でぐるぐるしてしまい、自分が何を感じているのかよくわからなくなってしまい、どう行動したら良いかもわからなくなってしまいます。ですが、一人、たった一人でいいので、あなたの理解者が現れるだけで、「一人じゃないんだ」という気持ちになることができ、すごく勇気をもらうことができます。これは先ほどのこころの栄養にも関係してくることです。

ただし、ここで気をつけたいのは「相談するのではない」ということです。相手は相談を求められるとアドバイスしたくなります。ですがあなたにとってはまだ現実に向き合うための準備が整っていないので、アドバイスをもらっても受け入れることができません。それがどんなに画期的なアイデアや解決法だったりしても、意味をなさないのです。野球をやりたくないのに、高級なミットやバットを与えてもらっているようなものです。

ですから誰かに思いを共有するときは「相談したい」と頼むのではなく、「とにかく話を聞いてほしい」という頼み方をしましょう。でないと相手もアドバイスを求められているのか、単に話を聞いてほしいだけなのかわからないので、あなたのほしいものを明確にしてから話すといいです。

現実逃避をしたい場合に話をする相手は、職場の上司や同僚といった悩みの種の関係者ではなく、全く関係ない第三者の友人や親、パートナーなどをチョイスすると、関係ない人たちですからアドバイスもしにくいので、話を聞くことに集中してくれますし、「わたしもそういう経験あったよ」と共感してくれることもあります。

ここではこの共感や理解を得ることを目的として、決してアドバイスを求めないようにしましょう。

 

専業主婦が普段の辛い現実から逃避する方法はやはり、その専業主婦という状態を抜け出すことにあると言えます。要するに、専業主婦の状態を止めれば、自然とその現実から逃避できるという訳なのです。しかし、主婦を辞めることは現実的でなく、リスクもたくさんあります。

そこで、夫の協力を得て、短期的に専業主婦を休ませてもらうという方法があります。この方法はとてもメジャーなものではありますが、やはりとても効果があります。例えば夫が仕事休みの日に夫に専業主婦を代わってもらい、自分は外の世界に出かけて思いっきり普段はできないことをするのです。

そうすることで、確実にストレスフルな現実からの逃避を感じることができ、また家庭を壊さなくてもよいという利点もあるのです。