私が娘だということをわからなくなってしまったお母ちゃん

私「。。。(マジかぁーーーーーー)。。。
」

母「今日はここに泊まらせてもらったらいいんやね。お世話になります~」
私「そ、そやね。。。
」

その日はそのまま、休んでもらいました。
ーーー年末から小規模多機能でお泊まりが始まったり、急に私の家に連れていたりして、混乱しだしたのかな。。。



でも、朝になったら治るかも?と淡い期待を抱いてみたりしました。
でも、翌朝になっても。。。
母「あなた優しくしてくれるんやね~、ありがとう~」
私「。。。。へっ。。。(ひきった半笑い)」
いつかかそんな日がくるのかな、と思っていたけれど、本当に悲しいものですね。
自分のことを忘れられてしまうのって。。。

そんなやり取りが悲しすぎて涙目になってしまい、逃げるようにトイレに駆け込んだりしていました

しかし、私のことを忘れてしまっても、お母ちゃんは相手を気遣いながら上手にコミュニケーションをとって過ごせていたので、小規模多機能でもこんな感じでスタッフさんと関わっているのかなと、お母ちゃんを客観的に見ることができて、ちょっぴり安心しました。
私のことを忘れてしまうのは仕方がないとして、
どうしたら、お母ちゃんに娘(私)のことを思い出してもらおうかな、と思って…ひらめいたのが。。。
「お母ちゃんの娘!ちえ!42歳!」と、こちらから先に自己紹介するパターンでした

(ずいぶん古いですが、いとうあさこさんの‘’浅倉みなみ!39歳!‘’みたいな感じで…)
関係性と、名前、歳を、全部先に伝えてしまおうと。

お母ちゃんのなかでは娘の(私)はもっと小さい頃の記憶でしか残ってないのかなと思ったからです。
そうすると。。。
母「えーーー?!ワタシが、産んだん?まぁ~~。えーーー?」
(マジか。。。小さいときの記憶とかもすっ飛ばして、もはや産んでないことになってるぞ。。。
)

私「はい!42年前に産まれました!こんなに大きくなりましたーー!」
というやり取りを続けました。
1週間くらい経つと、だんだんと、もとのお母ちゃんが戻ってきました🍀
認知症の症状の進行だったのか、せん妄(認知症と診断されているお母ちゃんに当てはまるかわかりませんが…)だったのかはわかりません。
とにかく、1日でも長く、元気なお母ちゃんでいてほしいなと思います

[ せん妄とは、高齢者に多く発症する一種の意識精神障害。 症状が認知症と似ていますが、せん妄は突然発症し、数時間から数週間にわたり症状が継続します。 症状が時間とともに変化するのもせん妄の特徴です。]
…だそうです🍀
「匂いするかなぁ~」
えっと、鼻に突っ込んでません?

明日もゆるゆるいきまっしょい🍀
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