今日のお昼のパートで無心になってたら
湧いてきたタイトルがあって
帰ってきてさっそくこれを書き始めました。


タイトルの件。
『あなたはこの会社に入って
年間いくらを稼ぎたいですか?』


この質問を
ひたすら ひたすら
来る日も来る日も
面接の千本ノックの最中、
ずっと応募者に投げかけていました。


私が着任していた
ど偉い営業会社の人事責任者に就くまでの
プロセスはこちらから


こんにちは
マルチクリエイター 兼 日英翻訳家
パン子です。




そう、私が着任した人事責任者の責務は
年間1億以上をゆうに契約できるような
有能な営業部員を発掘し採用すること。


そして、この規模の契約をゆうに達成すれば
当該営業部員は年収1000万を実現できる
そういう社内報酬システムを導入していた
この会社は



当然ながら
求人広告にデカデカと
『あなたも当社で活躍して
年収1000万を手にしませんか?
〜充実した報酬システムを導入〜』



と打ち出していたわけです。
そこに惹かれて応募をしてくるわけですから
面接要員の私としても
『それだけ本気でやる気があって
そして1000万もの大金を手にしたい人なら、
たくさん採用しても大丈夫だよな〜』
と軽く考えていたのは
始めだけ。




蓋を開けてみれば
面接に来る人来る人に

『あなたはこの会社に入って
年間いくらを稼ぎたいですか?』
の質問をすれば
テンプレのごとく、

1000万です!!!!
と返ってくる。



ほんと、これは聞いてる私の方が
オカシく感じる位異口同音なわけです。




なぜ?
どうして みんな同じ風に答えるの??
(たしかに求人広告には謳ってるけどさ)



そしてこれは、ナニカ違うぞ
この受け答えを鵜呑みにして
バンバン採用したところで

億男 億女が次々と誕生するとは
思えない。



と思うに至り
質問の仕方を変えました。


『ではウチの会社で稼いで何を実現したいですか?』


と。
すなわち 稼ぐ理由の方に重点を置いて
聞くことに変えました。
(さらに厳密に言えば、
その答えをより深く探るために
冒頭からしっかりラポールをとり
自分自身のことも自己開示し
あちらも本当の心のウチを開示してくれる事に
注力しました。

おかげで、一件面接を終えるとクッタクタw)






すると、なんとなんと
「1000万稼いで、貯金したいですグッド!
みたいな
非常になんというか
チグハグというか
能天気 というか
オメデタイ というか



そんな受け答えをする人が
数パーセントいるわけなのです。





あぁ、、、、、滝汗
いいのよ
たくさん稼いで、たくさん貯金!
私も貯金大好きだもの!
わかるよ、わかる。
とても良い。





でもね、
落ち着いて考えてみて?
それ、て時に大変で、責任を求められる
億の契約を勝ち取るための
その原動力になるのかな???


貯金でしょ?



その貯金という夢を叶えなくても
死んだりしないよね?



すわなち
死ぬ気で来る日も来る日も断られる
営業をする理由や、
苦しい時に立ち返り自分を
奮い立たせる原動力になるもの、て
そんなフンワリ ヤンワリしたもんじゃないんだよ。



フンワリ ヤンワリが悪いんじゃないからね。
よく文脈読んでねw
億以上の契約をしてもらい
自分が年収1000万も手にするほどの
理由には釣り合わないし
相応しくないという だけ の事。




大好きな貯金しなきゃ悲しくて死んじゃう!
みたいな想定しずらいような
そんな脳内の人以外
こんな理由じゃ、億もする契約ムリですわよ。





そんな事くらい
人事が初の私でもすぐ理解できました。



では、逆に面接ルームの机から
身を乗り出してまで
この人 絶対採用したい
(この人は絶対稼げる人だ)

と強く確信できるタイプとしては
ズバリ


お金を稼ぐ理由が明確に差し迫ってある事。



これ です。
差し迫っていればいるほど
そしてそれの解決に向けて言語化が
具体的に進んでる人

であれば



例え多少の苦労をしても
億女 億男であり続けるのです。



では。

お金を稼ぐ理由が明確に差し迫ってある事
の具体例は何かと言うと



例えば
自宅のローンが丸々残ってます
とか
離婚してシングルマザーで子供3人育てます
とか
前の事業に失敗して、借金があります
とか



そういう類のことです。
書いてみると無機質で、へーとしか
思わないかもしれないけど



これらの事情を抱えた人は
割とまぁまぁ


お金を稼ぐ理由が明確に差し迫ってるわけです。




妻にパートに出てもらってまでして
自宅のローンを返したくない
(俺の稼ぎで食わしていきたい系)


とか


離婚したくてしたわけではないけど
自分と子供の置かれた現状を
なんとかして良くしていきたい。
なんなら、子供が望む進路でお金が
必要なら、この私がなんとしてでも
稼いできてあげたい



とか
そんな風に、相当切羽詰まる状況下で
稼ぐ理由のある人たちなのです。



億の契約に向けて 困難があっても
この理由を立ち返り
愛する家族のため
そして
自分が家族を愛し続けるために
孤軍奮闘できる、そういうタイプの人なのです。



これね。
ここに気付くまでは
なかなか なかなか
私の採用基準が定まらず


採用が決まっても
億女を目指すどころか
入社早々に 出社してこなくなられて
しまったり←



あとは、面接自体に骨がなく
(自分自身や会社の魅力を伝えきれていない)
有望な人材を競合他社の内定提示に
持っていかれたり



それはそれは、沢山私も失敗をしましたよ笑い泣き
(諦めずに応援してくれた、イケメン執行役員がマジ神だったなクラッカー



でも逆に
冒頭からしっかりラポールをとり
自分自身のことも自己開示し


『ではウチの会社で稼いで何を実現したいですか?』


稼ぐ理由の方に重点を置いて
聞くことしてからは、


応募者さんとともに
私自身まで人生の岐路に
立っているかのごとく


真剣なガチンコの面接を作り上げる事に
成功しました。
(面接の合否 入社の可否が面接の全てではない。
人生を賭けて応募してくる人と、どれだけ真剣勝負ができるか、をイケメン執行役員は私に説いてきていたから)


というわけで、
タイトルの件。
億女 (億男)になるための要件はズバリ
お金を稼ぐ理由が明確に差し迫ってある事。

やー、
私 今あの会社の面接を受けたとしたら
絶対受からないわ爆笑
(私の月収目標35万だもんね照れ
あー、幸せ!)