あの頃の記憶を、
お嬢は持っていない。





元・他人優先の自己完結がんばりママの

ごぉきょうこです。

そんな私のアラフォーからの

生き直しの原点を探ってみた。











二年の育児休暇後に
お嬢を慣らし保育に預けて、職場復帰。




念願叶って花形部門へ異動。
古参の上司、見知らぬメンバー、
昔ながらのルール、ここでのやり方、
個々に独立した業務。新しい環境。




私は時短勤務。
全員のアシスタントと上司秘書がメイン。
慌てず慣れて行けば良いという心遣いに、
早くみんなの役に立ちたいと焦る。




どれだけやる気はあっても
フルタイムも残業も難しいもどかしさ。
一方で、会社や上司が良くても
同僚からの無言の残業強要。同調圧力。




時短を割り切ったら、戦力外通告。
からの、
直属のボスから
上司も手を焼くパワハラだけど有能な同僚との
相棒指令。防波堤の役割。まるで生け贄。
女性同士。個人的に気に入らないと
エスカレートするパワハラ。




独裁的な上司。
保身の直属のボス。
見て見ぬふりのメンバー。
上司を嫌うことで結託しているボスとメンバー。
花形部署への異動が妬ましいと、
通常無視を決め込む女性同僚たち。




業務に支障が出るからと相棒に伝えても
理解を得られず。
相談しようにもボスは忙しいからと逃げ回る。
上司に相談するとボスを叱るだけ。孤立。
上司の一存でヘッドハンティングされた
私には元々ここに居場所はなし。




とにかく
「認めてもらえるように
 居て良かったと言われるように
 頑張るしかない…!」
そう思った矢先。




多額の発注ミス。
後輩が作成した注文箇所のチェックを見逃し。
相棒によって発見。
なんとか未遂となったものの
発生したこと自体が問題となり、
全ての責任は私に。





関係者全員からの、
私の存在と、能力と、人間性を貶める弾劾。




挽回するために、
改善策を作って社長や役員の前で
プレゼンするようにと。




チャンスが来た、そう思った。
今後ミスを無くすために、
そして後進のためにも、必要なことだと。




誰もが
過去に同僚が作った分かりにくい注文書を
改訂することを拒んでいた。
密かに不満を言いつつも、
反感を買いたくなくて。




だからこそ、今。
私がやろう、恨まれても憎まれても
業務のために未来のためにやらねば、と。
力が漲った。





勤務時間内では時間が取れず
持ち帰ってやることに。




お嬢を保育園に迎えに行くが、
嬉々として今日の出来事を話すお嬢を
構う余裕なんて全くなく。




「うるさい!静かにして!
 ママは、考え事してるんだから!」
運転しながらそう怒鳴って
3歳のお嬢を黙らせた。




朝は、完全ワンオペ。
夜は、2週間ワンオペ。
だから、残りの2週間の夜は
夫もいたはずだけど、その記憶が皆無。




帰宅後は
急いでご飯を作って食べさせ、
夜は抜けられないボランティア活動に
子連れで参加。




戻って、9時からお風呂に入れ、
着替えさせて、髪を乾かし、寝かしつけ…
なかなか眠らないお嬢にイライラした。




どれだけ読んでも
これも!とせがまれて終わらない
読み聞かせに怒りが湧く。
早く寝て!と枕を顔に押し付け
ギャン泣きさせながら眠らせた。

 


そうして、深夜。
睡眠時間を削ってプレゼン資料つくり。




翌日、
改善案もせっかく作った資料も悉く、
同僚にダメ出しされ却下された。
却下され続ける私に、
反省が足りてないからだと
注文書を間違えた後輩。




やらなけらばならないことを
ちゃんとやろうと懸命に頑張れば頑張るほど、
上手くいかず。




信頼して相談した友人同僚から、
「あなたは恵まれ過ぎてる。ここにいる
 妙齢の独身女性たちからは妬まれて当然。
 仕事での嫌がらせに気をつけて」
と言われて驚いたことが、まさか。
 





毎朝、
なかなか起きないお嬢に
準備が捗らないお嬢に
イライラして、怒鳴って、叱りつける。
グスるお嬢を猫撫で声でおだてて
保育園に連れて行った。




泣いて離れない、嫌がるお嬢を
無理やり引き剥がして、
保育士に押し付けて通勤。




隣席で、私を終始監視する同僚との相棒仕事。
OJT だと言い張る同僚は
メールも電話も相手先とのやりとりも
一言一句気に入らないと何十回もやり直し指示。
滞るメールや報告書、終わらない仕事。
トイレに行くのもままならず、
迫る退勤時刻に焦る。




時差のある仕事、退勤間際のトラブル。
プレゼン資料の進捗、最終確認でのやり直し…。




タイムカードを打刻してから、
会議室でサービス残業するのも
もう当たり前に。





天の助けもあり
プレゼンの結果、私の改善策が通った。
私を蔑んだ当の後輩からは
手の平を返すように大いに感謝された。





気力だけで頑張っていたが
見るからにボロボロであろう私。
どれだけ相談しても逃げ回ってたボスが
同僚の相棒交代の圧力に耐えかね、
とうとう方針を変えた。




「マニュアルはOJT を受けた者が作るべき」
という考えの相棒同僚からの指示で
作り始めた業務マニュアル。
担当交代により、それを完成させ
引き継ぎを終えて安心した私は、
最後の一本の糸が切れたかのように倒れた。




社会復帰まで二年、
完全再起にはさらに一年を要した。






あの頃。
全力投球、一生懸命に。
念願の職場で認めてもらおうと足掻いていた。
ミスを挽回し、怪我の功名となるよう。
後進のために
より効率的な業務改善を目指して。
事務所初の時短勤務者として、
良き前例となるべく。




だかしかし、
私にあった青写真は。
妬みと嫉みと独裁と保身の渦の中、
人のために全力で尽力すると空回る、を知る。





それでも、
1日も早く元気な姿を見せたいと
復職のために無茶もしたけれど。




ほんとうは。
何よりも
もっといちばん大切するべきだったのは。




唯一の。
私にしか与えられなかったその役割は。
今振り返ると
ほんの短い、短期間のふれあい。
あの頃、後回しにした
もう取り戻すことのできない…。。






あのときの私には、
きっと、あの選択しか出来なかった。
子育てが大変だなんて思うヒマもなく。
何を犠牲にしているかなんて
感じることもなく。




何度思い返してみても
自分が大変だったカケラの記憶、しかない。




どんな顔で
どんな話を
どんなふうに
どんな仕草で
お嬢が伝えていたのか、何の記憶もない。




 
同じように・・・





あの頃の記憶を、
お嬢は持っていない。




母親に相手にされず
楽しくしゃべることを禁じられ
満足に本も読んでもらえず
したいことも出来ず
してほしいことは却下され
グズると放置され
泣かされて眠る……。。。




あの小さな心とカラダの中で
どんな感情が渦巻いていたのか。
引っ込めて我慢したのか。





今も
私が何かに夢中になっているとき
絶対話しかけて来ないお嬢。
私が別室に篭っているときは
絶対やって来ないお嬢。




覚えていないと言うけれど。
『三つ子の魂百までも』…
刻まれてしまっている。
きっと。我慢することを。





おそらくいちばん言葉を覚えて
喋り出す時期に。
あの3、4歳頃の
可愛さをまったく思い出せない。
保育園の写真数枚しかない。





もっと
べったり可愛がれば良かった。
もっと
ギュッと構えば良かった。
もっと…




今でも思い返すと泣けてくるのは、
私自身がいちばん大事に慈しみたかった
はずなのに、出来なかった後悔からだろう。





お嬢が、子供が、
どんな状況でも時間をかけて
勝手に私を母親にさせてくれる。
『子育て』とは、親側の生き直し。




自分が自分であるために
何が大切で
何がいちばんで
何が嬉しいか…
教えてくれるもの。





いちばん大切にしたいのは…???
何よりも代え難いものは何なのか。
この先、手放すことになったとしても
悔いのない選択と
感情を持って向き合いたい。




働くママあるある。
仕事から
責任から
社会から
家庭から
育児から
自分自身からも
逃げたくない。




それは、ときに自分を追い詰める。




時間があるから出来る、
時間がないから出来ない、でなく、
そう向き合える心のゆとりが
わたしたち母親側にあるかどうか。







大人になった私たちは、
誰もがそれまでに培った自分ルールで
生きている。




仕事も、結婚も、人付き合いもだが。
特に子育てで
もし行き詰まったのならば、
親のあなたが、人と
より生きやすくなるための
偏った自分ルールを見つけて
もっとあなたらしい幸せへと
軌道修正できるチャンスだと捉えて。





私が『当たり前』だと思ってきた
自分ルール、
「全力投球で人のために尽くすこと」や
「出来ないことも出来るように努力して自己完結すること」は『当たり前』ではなかったように。




〝何かを為さないとそこに居る価値はない〟
なんて幻想のひとつだったと、
今なら思える。





多忙な仕事
ワンオペ育児
ままならない子育て
足りない自分時間、、、
子育てママには
我慢ならないことがたくさんある。





私はぶっ倒れてから
自分と向き合いながら
静養して軌道修正できた。
これからの時間がより豊かひ
幸せになるために。




今、これを読んで
頑張り過ぎに思い当たる節のあるあなたは。
〝誰かに認められたいと思い〟
〝ちゃんとやらなきゃ!と思い〟
うまくいかないことにイライラする
あなたは…。



自分の日常を棚卸して客観的に見てみよう。
誰かにきいてもらってもいいし、
同じ働くママでも先輩ママでも。






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