私は81歳で、昨年から補聴器を使っています。

 

朝起きたとき、今日は体が柔らかいな、関節が柔らかいなとおもいました。背中、腰、頭のほぐしは毎日何度もやっていて、成果が上がっているのです。

末尾に書いてますが、

腰椎の緊張も聴力にも影響するのです。

 

朝はテレビを見るのですが、音量はテレビの音量22にしています。これでも海外ニュースなどは音が悪くてよく聞こえません。

テレビを見ながらふと右の耳介を後ろから押してみました。すると音が大きくなります。そして低音も広がりを持ってきました。わかりました、補聴器と耳介あるいは耳孔との密着性が問題のようです。いろんなふうに押して試してみました。それから、頭の方向を変えてみたりもしました。

夜、枕が右耳の後ろから頚椎にかけて押すようにすると音が大きくなるのに気がついています。

テレビを見ながらにもどりますが、頭後を上方に引き上げるようにすると音が大きくなるのです。板状筋や胸鎖乳突筋を引き伸ばしていることになります。さて、このことは何を意味するのでしょうか。禅の田中俊隆先生は座禅の姿勢の作り方について、頭後を上方に引き上げなさいとおっしゃっています。

そのうち、頚椎左から肩甲骨にかけて鈍いような、ざわつくような感じになりました。

なるほど、そのあたりが頚椎経由、後頭、喉頭経由で耳介あるいは耳孔を引っ張り広げているのだろう、とわかりました。首を動かしてみると右の顎関節、その上あたりがゴリと音を出すのです。

 

耳管とか、喉の奥とかも緩んでガタついていると思われます。

なぜでしょうか。わたしは学生時代からのバイオリニストです。アマチュアですが60ねんいじょうつずけています。右肩には長年の緊張の蓄積があってあちこちかたくなっています。そしてそれは背中や腰、脚部のコリともつながっています。長年の解放ワークで方はだいぶん柔らかくなりましたが、耳の立場で言うと、外から引っ張ってくれる力が弱くなったゆえに緩んだネジのごとくにガタついてくるのです。いつもの言い方ですが、どこかが伸びるとどこかが伸びると縮みます。この縮み力が耳孔を広げ、耳介を広げます。変形の原因はいろんなストーリーで考えることができますが、およそそんなことでしょう。

難聴に伝導路難聴と呼ぶタイプがありますが、

まさにこれです。改善法も述べた如くです。

老人になると頭が前に落ちて猫背になり顔が上を向いている人がよくあります。

板状筋や胸鎖乳突筋が縮み、頚椎が前方凸になっています。これは伝導路難聴になりやすい形です。ただし、ケーススタディーというほどの見解ではありません。

そのうち、耳の後ろが痒くなってきました。頚椎から下の解放が影響して側頭骨の骨膜が動いてきたのでしょう。筋もありますが単純な表現とします。あるいは頭皮の歪みの揺り戻しが起こったと言うこともできます。

いずれにしても対処法は振動ブラシあるいはW-uVワークです。

頭皮のいろいろな部分にはたらきかけました。

そのうち、腰椎が動いてきました。

そこを振動ブラシでほぐすと、ピリピリと棘上靭帯がほぐれていきました。

 

腰椎の緊張も聴力にも影響するのです。

なるほど、少し聴力が回復しました。