小川洋子さんの
『人質の朗読会』(文庫)を読み終えました。ずいぶん前に買ったのに~相変わらず読むの遅いなぁ~自分σ(^_^;)
”人質”と”朗読会”
凄くかけ離れた言葉…。
とても=(イコール)にならなら言葉同士の組み合わせにちょっと
ん( -_・)?と思ったのと
文庫のカバーに引かれて購入。
(無論、小川洋子サンの作品だからですが。)
『仔鹿』の彫刻の写真を使った表紙。
愛らしい仔鹿だけど、どこか頑なで、冷たくて、淋しげで不思議な感じが本編と相俟っている気が読み終えて思いました。
本編は短編集の様な作り方ではあるけれど、序章(事件発生と終結の模様)と9つの物語りが一連になっている。
一人一人の思い出(出来事)をとても静かに語って(描いて)いて、それが何だか物悲しく切ない。人質事件が不幸な結果に終わったせいかもしれないですが。
どの朗読(出来事)も特別ドラマチックでないから身近に感じられる一方で特別な出来事にも思えました。
一編、一編を読み終わると情景が浮かんで余韻が残ります。
自分の内にある”何か”を
朗読という形で声に出して言葉にする事で、その人物を形づくる気がしました。
描写が明確で情景が目に浮かぶんです。
最後の『ハキリアリ』の回は
”ハキリアリ”の生態が書かれていたのですが、それがとても魅力的で興味が湧いて思わず検索して画像など閲覧しまいました。
(∪o∪)。。。奥深いハキリアリ!
登場人物は語弊があるかもしれないですが、自分と同じ至極普通な人達。だけど、親愛なる人達なんです。
ドラマ化されていた様ですが、個人的には活字で物語りに浸りたい作品です。
映像での面白さも勿論、あるとは思いますが。
どの語り(朗読)にも共通しているのは人との出逢いがもたらす『縁』が綴ってある様に思えました。
最後の時に自分には何気ない特別なエピソードがあるかを暫し考えてみたいと思います。……
(+.+)(-.-)(__)..zzZZ…眠い。