市進学院が発行した「2025年受験用中学受験ハンドブック」で2024年の首都圏私立中学校の初年度納付金額を都県別に比較すると下表のようになりました。
前回の記事で学費も地域差があり、東京>神奈川>埼玉>千葉 となっていると予想していましたが、資料を集計してみると
東京≒神奈川>埼玉≒千葉 というほうが傾向を表していそうです。
初年度納付金の高い学校・安い学校
1)東京都
1)-1男子校
最高額は、早稲田高等学院(練馬区)、最低額は、サレジオ(小平市)でした。
1)-2女子校
最高額は、東京女学館(国際学級)(渋谷区)、最低額は、愛国(江戸川区)でした。
1)-3共学校
最高額は、上野学園(国際コース)(台東区)、最低額は、八王子実践(八王子市)でした。
資料が男子校、女子校、共学校に分けてありましたので、そのままの区分毎に集計しました。女子校の学費がやや抑えられているでしょうか。
全体で最高額は、上野学園の国際コースは2024年に新設されたばかりのコースでです。
2)神奈川県
最高額は、慶応義塾湘南藤沢(藤沢市)、最低額は、聖ステパノ学園(中郡大磯町)でした
3)埼玉県
最高額は、立教新座(新座市)、最低額は、開智(さいたま市)、開智未来(加須市)が同額でした。
4)千葉県
最高額は、渋谷幕張(千葉市)、最低額は、成田高附属(成田市)でした。
全体的に言えるのが、難関大学の付属校、有名進学校は平均値より学費が高い、という点ですね。
結果を見ると、やっぱりそうなのねという感じですね。生活コストの感覚と学費の傾向は一緒ですね。
東京の学校に進学するには、学力に経済力が伴っていないと行けないんですね。
千葉の私立学校では、渋幕が高いですが、高いと言っても、東京の学校と比べると普通です。