自由の中の不自由 | 終活オヤジの独り言

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今日も、誰にも何の役にも立たない、どうでもいい様な事をつぶやきます。
もし、お気に障った事がありましたら年寄りの言う事なのでお許し頂きたいと思います。

自由とは、他からの強制・拘束・支配などを受けないで、自

らの意思や本性に従っている事を言います

 

だから多くの人は、自分の思い通りになることを自由と考え

ていることでしょう

 

しかし、自分の思い通り、とは決して全てに於いて自由とは

限らないのです

 

例えば、自分の思い通りにする、と言う事は欲望に支配され

ることになり、これも一つの不自由といえる事なのです

 

自分のことは、自分が一番よくわかっている、と多くの人が

思っているでしょうが、実は自分自身の明日さえ誰もわかっ

ていないのです

 

そもそも、自由という事をはき違えている人が多いようです

 

自由という事は、自分の意のままに振る舞うことができる事

ですが、自分勝手に振舞い我儘放題に何をしても良いという

事ではありません

 

自由の中にも、自ずと制約と言うものがあるのです

 

言論の自由だから何を言ってもいいわけではありません

 ・事実に反する事を巧言する事は許されません

 ・他人を誹謗中傷する事は許されません

 ・言葉による暴力は許されません

 

行動の自由だから何をしても許される訳ではありません

 ・他人を傷つけたり他人に迷惑をかける事は許されません

 

思考の自由については、何を考えようとそれは許されます

 ・ですから信仰・宗教の自由は許されるのです

 

要するに、自分の自由の為に他人の自由を奪ってはならない

という、制約という不自由があるのです

 

だから、他人の自由を侵してならない責任の上に自分の自由

がある、という事を確実に認識するべきなのです

 

つまり、自由の中に存在する不自由をしっかりと理解しなけ

ればならないのです

 

自由の中に不自由があり、不自由の中にも自由がある

 

自由とは、そういうものです