上手くいったら自分せい | 終活オヤジの独り言

終活オヤジの独り言

今日も、誰にも何の役にも立たない、どうでもいい様な事をつぶやきます。
もし、お気に障った事がありましたら年寄りの言う事なのでお許し頂きたいと思います。

 

すべからく、物事上手くいったら自分のせいで上手くいかな

かったら他人のせい、と考えるとこんな楽な事は無いのです

 

つまり、成功した時は自分の能力によるもので、失敗した時

は外的要因によるものだ、と考えるのです

 

これは、偽らざる人間の本質なのでしよう

 

自分が一生懸命やったことが成功したり評価されたら、そり

ゃ気分がいいものです

 

そんな時は、多くの人は自分だから成功できたのだ、と思う

ものなのです

 

でも、うまくいかなかった時に自分で失敗の責任をとらない

のは、自分一人の責任ではない、と考えるからです

 

要するに、うまくいかなかった原因は特定の個人にあるので

はなく、色んな要因が絡んでいての結果なので自分一人が悪

いのではないのだ、と言い訳をするのです

 

人は自尊心を保つために、自分に都合のいい根拠を探しその

感情によって平静でいられるようにするのです

 

特に、スポーツ選手や会社経営者、アーティストなど、強い

個性を持っている人ほど、この傾向が強いようです

 

それは、自分の力で今の地位までのし上がった!という思い

が強いからなのでしょう

 

でも、決して自分1人だけでここまで来れたわけではないし、

多くの人の支えがあってこそ、今の自分がいることを忘れて

はならないのです

 

そして一般的に、自らの成功・評価を人前では謙遜し、帰属

する組織・チームの功績を称える傾向があります

 

つまり、成功した時は自分の能力によるもので、失敗した時

は個人よりも他者との調和をよしとする事が、日本の文化的

土壌であり美徳感覚なのです

 

そして、例え個人が成功という結果を得られたとしても、決

して自分個人だけの力だけでは無く、自分に関わってくれた

多くの人達が一丸となって協力し、解決すべき困難を乗り越

えられた結果なのです

 

また、今回の失敗は私の責任です、だから失敗した原因を熟

考して新たな目標を掲げるので、みなさんの力を貸してくだ

さい、と言える人は少ないのです

 

もしこう言える人がチームのリーダーだと、自己の責任を認

めた上でもなお、メンバーの士気も失わせないばかりでは無

く、リーダーの信頼度も保たれる事にもなるのです

 

つまり、真のリーダーは上手くいったら自分のせい、上手く

いかなかったら他人のせい、などとは決して考えないのです