先延ばし体質の政府の対策 | 終活オヤジの独り言

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今日も、誰にも何の役にも立たない、どうでもいい様な事をつぶやきます。
もし、お気に障った事がありましたら年寄りの言う事なのでお許し頂きたいと思います。

日本政府の先延ばし体質は、コロナの感染対策やその場しの

ぎのバラマキ給付金対策だけではありません

 

 

東日本大震災から11年の年月が過ぎています

 

そして、未だ復興は道半ばです

 

そんななか、昨年4月に日本政府は福島第一原子力発電所の

処理水を海洋放出すると発表しました

 

現在、福島第一原発では1日140トンのペースで放射性物質

を含む汚染水が発生しているのです

 

この汚染水を浄化処理したものを、福島第一原発敷地内のタ

ンクに貯蔵しているのですが、タンクはまもなく満杯になる見

通しなのです

 

その為に、政府は2023年春にも海洋放出を始めたい考え

を示しているのです

 

そこで政府は、国際原子力機関(IAEA)の現地調査を経て、

今年中に放出の安全性や人体や環境への影響などを評価

する報告書をまとめる予定なのです

 

なぜ、東日本大震災から11年も経った今なのでしょう

 

どうして、もっと早期に行動を起こし処置できなかったので

しよう

 

この事は、間違いなく政府の怠慢そのものです

 

政府の今迄の政策の全てに共通する、先送り体質なのです

 

 

いつまでに汚水タンクが満杯になり、その先何十年もの期間

放出を続けなければならないかは予め分かっていたはずなの

にも拘らず、土壇場まで先延ばしをして来たのです

 

こんないい加減な対応は有りません

 

その上、海洋放出しても安全だというメッセージを地域住民や

漁業関係者に対して積極的に発信する事を怠り、反対に対し

てきちっと説明し納得させ解消する努力をしてこなかった為に、

反発は一向に収まっていないのです

 

政府や東電の言う通り本当に危険性が無く安全なら、東京湾

にも放出する事にしたなら誰もが納得するのではないか、と

私は思うのです

 

そうしたら、福島の地域住民や漁業関係者も安全性を納得し

信用してくれるかも知れません

 

それに、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出につい

て、朝日新聞が岩手、宮城、福島3県の計42市町村長に尋ね

たところ、6割近くが「容認できない」「どちらかというと容認で

きない」と回答したのです

 

そして、国内外の理解が不十分とする首長が最も多かったの

です

 

これまで、時間はたっぷりあったはずなのこの結果なのです

 

 

また、原子力発電での高レベル放射性廃棄物の最終処分の

問題は、既に廃棄物が発生している以上、これまで原子力発

電の利用を許可してきた政府の責任で、解決に向けた道筋を

つけるべき重要な課題なのです

 

でもこの問題にしても、原発を使用する前から分かり切ってい

た事にも関わらず、現在に至っても一向に見通しが立ってい

ないのです

 

政府の先延ばし体質と、リスク管理や危機管理能力の無さに

呆れるばかりです