片目の私にも出来るボウリング | 終活オヤジの独り言

終活オヤジの独り言

今日も、誰にも何の役にも立たない、どうでもいい様な事をつぶやきます。
もし、お気に障った事がありましたら年寄りの言う事なのでお許し頂きたいと思います。

人間は、五感からそれぞれ情報を得ています

 

その五感とは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚をさします

 

中でも視覚器官からは、全体の87%もの多くの情報を得て

いる事が分かっています

 

人間が得る情報の中で、目からの情報が如何に重要なのか

が分かります

 

目から入った視覚情報に脳が複雑な画像処理をほどこします

 

そして、その脳はだまされやすく目からの情報を学習する事

により、本来見えていないものまでを補ったりするのです

 

脳は左右の目から入力される像のズレを利用して、平面とし

て見えるその像の奥行きを計算し、物を立体的に見える様に

脳内加工をしています

 

ですから、片目で物を見ると距離感がつかみづらくなるのは

平面のままでしか見る事が出来ないからです

 

私は幼い頃ケガで片目の視力を失ったのですが、見えない

方の目も普通に空いているので、殆どの人は私が片目だと

は気が付かないのです

 

そして、70年以上距離感のつかめない奥行の無い写真や絵

画を見ている様な、片目からの情報のみで生活をしています

 

ただ、遠近法や長年の馴れや感覚などにより日常生活にはほ

とんど支障はありません

 

視野も両目で見ている人の70%位ですが、それが自分の視野

として当たり前の事なので、普段気になる事はありません

 

でも、たまに両眼で見ている人と私が片目で観ている物や景

色について、見落としがあるように思える事があるのです

 

ひょっとして、私の注力不足なのかも知れませんがね

 

ただ、片目で物を見ているので顔が横を向いている様に人か

ら見られるのが嫌な時が有ります

 

子供の頃、家族でテレビを観ている時に父親から私の顔を

見て、どこを見ているのか、と言われた事がショックで未だに

記憶に残っているのです

 

 

そして片目では、球技のスポーツは無理なのです

 

ソフトボールも野球もバレーもバスケットも卓球もテニスも

まともにした事がありません、と言うより出来ません

 

それは、距離感が無いために突然目の前にボールが現れる

という、とても恐ろしく危険なめに遭うからなのです

 

ボールのスピードが速く小さいほど絶対に無理です

 

だからと言って、球技が出来ない事を悲しく思ったことは有

りません

 

見て楽しむ事は出来ますからね

 

ま!、ほとんどはテレビ観戦ですがね

 

五体満足な人でも、出来る事と出来ない事が有りますよね

 

そして何事にも得手、不得手があるものです

 

だから私は球技が苦手だ、と言うだけの事です

 

 

でもただ一つ、ボールを扱う事が出来るのはボウリングです

 

ボウリングのボールは、私に向かって飛んで来ませんからね

 

但し、ボウリングのピンとの距離感が掴めないので、スパット

ボウリングをする事になります

 

そして、幸いボウリングは年齢に関係なく出来ますからいく

つになっても楽しむ事が出来るのです

 

夫婦は勿論のこと、4歳の孫とも一緒にボウリングを楽しむ

事が出来たりするのは、とっても嬉しい事です