松 | ambiguouswordsのブログ

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ふと、松(まつ)の語源は何だろうと思って検索したが諸説あるようだ。
「たもつ」「まつり」「股」「待つ」等々。

私も一つこじつけのような説を出してみよう。

松(まつ)の語源は、立つ(たつ)である説。
松は山野や海辺ですっくと立っている姿が印象的。
その立つ姿が目につくので、古代の日本では「たつ」と呼ばれたかもしれない。
だが、庭木としても利用するようになると、「たつ」は「(家を)断つ」とか「(家の人が遠方に)立つ」などといった意味に通じることが嫌がられた。
そこで、「たつ」を「待つ」に通じる「まつ」と言い換えることにした。
つまらない推測だけど、どうだろう。

かつて、葦(あし=悪し)が葦(よし=良し)に言い換えられた例がある。
「たつ」を「まつ」に言い換えることも考えられるのではないだろうか。

日本各地に、タツノという地名がある。
辰野(富山県、長野県)、龍野(兵庫県)、立野(福島県、奈良県、高知県)など。
どれもタツノの語源がはっきりしないようだが、「ノ」が「野」であることは間違いないだろう。
では「タツ」とは何か。私は、松のことである可能性があると思う。

日本各地には、茅野(チノ、カヤノ)、竹野、栗野、楠野、杉野などといった、「草木+野」地名は多い。
松野(マツノ)という地名もあるが、タツノよりも新しい集落が多いようだ。
タツハラ、タツヤマなどといった地名も興味深い。
古代、松はタツだったのかもしれない。



追記 2020/12/06
先日、「松(まつ)」の語源は「立つ」であり、それが「(家を)絶つ」「(人が遠くに)発つ」につながるために「待つ」に言い換えられたのではないか、というようなことを記した。
そこでふと思い出したのが、「松(まつ)」は、龍と関連付けられることが多いということ。
龍は、訓読みでは「たつ」と読まれる。
古代の人は松と龍を同一視して、「たつ」と呼んでいたのではないだろうか。
うろこのような樹皮、うねるようにのびる太い枝。松は龍と似ている。
松が先なのか龍が先なのかわからないけど、もしかしたら、立って巻く「竜巻」と同一視された「龍(たつ)」とよく似た木が「たつ→まつ(松)」と呼ばれたのかもしれない。
どちらにしても、松と龍の関係は興味深い。
たつ
【意味】 たつとは、想像上の動物。体は大きな蛇に似て、全身鱗で覆われ、4本の足、2本の角と耳があり、長い口ひげをもつ。りゅう。
【たつの語源・由来】 竜(龍)は呉音で「りゅう」、漢音では「りょう」といい、「たつ」は日本での読み方である。
竜(龍)を「たつ」というのは、身を立てて天に昇ることから「たつ(立・起)」また「たちのぼる(立ち昇る)」の意味とする説。 「たかとぶ(高飛)」または「たかたる(高足)」の反で、「たつ」になったとする説。
「はつ(発)」の意味から、「たつ」になったとする説がある。
竜は蛇と体が似ており、日本では蛇と混同されていたこともあるため、蛇に対して竜を「身を立てて天に昇る蛇」と考え、「たつ(立・起)」また「たちのぼる(立ち昇る)」からという説が妥当であろう。


「奇跡のりんご」で有名な自然栽培の木村秋則さんが、かつて松の木の上に龍を見た、という話も示唆的だ。
https://ameblo.jp/gerbera-it/entry-12435247176.html