長男が「第34回オール関東ジュニアボウリングトーナメント」の出場権を得た.

 

 ……と書くと,何か凄そうなんだけれど,神奈川県の予選会への参加者数が,本選の神奈川県への割当数とどっこいどっこいだったらしく,とにかく予選会に参加さえすれば出られる,という状況だったらしい.

 それでも,何らかのスポーツで「関東大会に出る」と言えば,それなりの「ハク」は付くというもの.せっかくの機会なので,頑張ってほしいとは思う.

 

 その「オール関東ジュニア」の会場が,「品川プリンスホテルボウリングセンター(113-041)」

 筆者にとっては,山手線の内側で,唯一残る未訪センターだったりする.

 

 本選前に,一度は投げておいたほうが良かろう,ということで,長男ととともに行ってみた.

 平日でも週末でも,何と11時オープンという「寝坊助センター」.ゆっくりと家を出ても,10時半頃には品川駅に着いてしまった.

 品川駅の高輪口を出て,ウイング高輪の奥に進むと,プリンスホテルのNタワーなどが見えてくる.

 ボウリング場は,どこやねん?と探すと,どうやら向かって左手奥に進むらしい.

 アネックスタワーの中にあるようだ.

 奥に進んだ正面左手がイーストタワー,右手がメインタワーで,右手の手前にアネックスタワーへの入口がある.タワー自体は奥まっていて,この位置からはわかりにくい.

 アネックスタワーのエントランスから入ると,案内図が.

 アネックスタワーの一番奥……というか,「タワー」の直下にボウリングセンターがあるらしい.

 

 案内に従って進んでみたものの,まだオープン時間には早く,シャッターが下りていた.

 開いていないので,どこがどうなるのか見当が付かない.

 取り敢えず,申込用紙を記入しておくか.

 ……貸靴の350円は,ごく普通だけれど,1ゲーム750円は高いなあ…….中学生でも650円になる.

 

 11時になり,シャッターがオープン.申込用紙の記載台側がフロントだった.

 そう言えば,「ザ・プリンス パークタワー東京ボウリングサロン」の会員証で,プリンスホテルグループのセンターは「会員料金」になる,という案内を見たような記憶がある.もとより,これってプリンス系のセンターの会員は相互利用だったような.

 

 ところが,フロント氏は「ちょっとわかりかねますので……」とのこと.ゲーム中に調べておく,とのことで,通常は予定ゲーム数で前払いのところ,後払いにしてその時に,となった.

 結果的に,筆者だけでなく長男も「同伴者」として会員扱いになり,570円/Gとなった.これ,意外と大きい.

 (まあ,品川プリンスで会員になれば,年会費はパークタワーの半分ちょっとだけど)

 

 さて,レーンは3番が指定された.

 辿り着いたのは1階で,1~40番レーンが1フロアに配置されている.

 右側の,30番台レーンには,バンパーがセットされており,子供会の予約でも入っているのだろうか.

 40レーンが1フロアというのは壮観だが,実はこの上の2階にも41~80番レーンがある筈で,全80レーンを擁する,恐らく関東最大のセンターではなかろうか.

 3番レーンは,かなり奥のほう.

 ただ,その他ではボウラーズベンチに入るためには,通路から2段ほどの段差を昇る必要があるのに対し,一番奥はスロープになっており,1~6番レーン辺りは,バリアフリーで行くことができる.

 

 途中,10番台レーンの後方にプロショップも営業中.

 

 ベンチ周辺.

 

 ボックス間の後方にはテーブルが設えられている.

 

 8レーンごとに,太い柱で区切られているので,8×5=40レーンという配置.つまり8の倍数と,それに1を加えた番号のレーンは,隣ボックスのレーンとの間が広くなる.

 レーンやボールリターンなどは,Brunswickのようだ.

 

 ベンチモニタは,こんな感じ.テーブルは広く,使いやすそう.

 

 オーバーヘッドモニタには,カタカナ(最大6文字)でしか名前が出せないようだ.

 

 関東ジュニアトーナメントでは,全80レーンのどこが当たるかはわからないが,取り敢えず,通常時からマイボウラーに割り当てられていそうな3番レーンでゲームスタート.

 そう言えば,アメリカンにするかとか聞かれなかったけれど,結局両隣のレーンは空いたままだったので,言えばアメリカンにしてくれたかも知れない.

 

 さて,まずは左投げでスタート.

 ボールは,持って来たのが「In2ition」(TRACK)のみ.

 

 練習ボールはなく,いきなりの1フレはワッシャーで始まったが,2フレから8フレまでは,スペアとストライクが交互に続く.しかし,9フレ1投目が内ミスとなって1-2-4が残り,これを今度は外ミスして1番に当たらず.10フレがストライク+スペアで終わっただけに,かなり勿体なかった.

 まあ,左投げの1ゲーム目でここまでくれば及第点だろうか.

 

 しかし,全体的にレーンが速いような割には,最後にズルっと曲がってしまう(特に両サイド近辺)印象で,7番がカバーできない.スペアボールなしでは如何ともし難く,ほぼ「運次第」という投げ方になってしまった.

 長男もこのレーンを掴むまでには悪戦苦闘.

 筆者の2ゲーム目は,何とか150UPするのがやっとという状態に.

 

 

 料金的な面と,時間の制約もあって,この日は元々4ゲームと決めていたため,第3ゲームからは右投げにスイッチする.

 右投げ用に持って来たのは「NANODESU AccuLine TourPremium IV」だが,ここ最近は,かなり早く合わせられる左投げに対し,右投げはアジャストに時間がかかることが多くなってしまっている.第4ゲームに賭けて,第3ゲームは「練習」モードで入ることにした.

 

 ところが,この第3ゲーム.

 最近,13Lbsだと若干振り回し気味になりがちだったので,14Lbsへの増量を決意し,「ジュニアクラブ練習会」の佐々木智之コーチ(全日本ナショナルチームキャプテン)とも相談して,第1号ボールをBrunswickの「MELEE JAB MidNight Blue」に決め,スポルト八景の「ヒサカプロショップ」で作ってもらったばかりの長男.

 この日も,思ったよりも厚目に入ってしまうレンコンに苦戦していたが,とうとう掴んできたらしい.

 

 1フレこそ7番タップをカバーミスしたものの,2フレで再びの7番タップは綺麗にカバー.

 すると,3フレ・4フレでダブルと調子に乗る.しかし,5フレで厚く入り過ぎたか真ん中を突き抜け,4・7-6スプリットに.流石にこれはカバーできず.

 しかし,更に厚く入ってしまい,1-8-9と難儀な残りピンになってしまった6フレだったが,1番の「ド正面」にスピードMAXでぶち込んで粉砕.すると7フレからハムボーンが飛び出した.

 この時点で190UPが確定.10フレ2投目が5カウント以上で200UP,5連発なら210UPなのだが,惜しくも6番が残り,カバーミスとなった.

 それでも208となり,これまでのH/Gが202だから,自己ベスト更新だ.

 

 ……練習モードとはいえ,ダブルスコア以上に突き放されているが…….

 

 

 最終第4ゲームは,もう一つ新調した14Lbsの「GearDrive Exceed」を試してみた.

 最初は「MELEE JAB」との違いに苦戦していたが,4フレからは掴んだらしい.ターキーも飛び出す.

 7フレは不運にも「ビッグ5」になったが,4番と8番が「あわや」のピンアクションを見せ,6番10番を揺らすも,倒すまでには至らなかった.

 それでも,172だから上出来だろう.本選でも,この調子で行けるといいのだが.

 

 さて,筆者の第4ゲーム.

 1フレはやや薄く入って2番が残るもカバー.続く2フレをストライクとするが,3フレでサム抜けが遅れて大きく内ミス.しかし,それを何とかカバーして,大事には至らず.

 5フレまでは,まだ200UPを狙えるかな?と思える状況で,悪くはなかったのだが,6フレで外ミスしワッシャーに.これのカバーに失敗して崩れてしまった.

 10フレにダブルが来るものの,既に時遅し.

 トータルでも,長男の後塵を拝することに.

 

 

 ということで,これで山手線の内側の(うち一般人が行ける)センターは「完訪」.

 

 

 次回は,「オール関東ジュニアトーナメント」なので,こちらは見ているだけ.

 今回は,3個入カートに,左用,右用,長男用のボールを1つずつ入れ,1個バッグに長男の「GearDrive」を入れて,カートに取り付けたが,これでは重心が上過ぎて転がしにくいことが判明.

 「関東ジュニア」の際には,3個カートに,長男の「MELEE JAB」と「GearDrive」,それに念のため13Lbsの「UpBeat」を入れて行くことにしよう.