所用で群馬県北部へ2泊3日で出かけた中日・2日目.
宿泊地でもある沼田には,「沼田ボウル」というセンターがあることがわかっていた.
でもここ,ボウリング協会(BPAJ)にも加盟していないようだし,そもそもウェブサイトがなくて,料金等も不明.
日程的に,2日目の夕刻に,他に何もすることもない時間帯が発生することはわかっていたので,チェックはしていた.
でも,どんなセンターかもよくわからず,初心者的に「挑戦」するのはハードルが高いかとも考えた.
ラウンドワンのような「投げ放題」的なものを期待することは無理だとしても,3ゲームとか5ゲームとかのパックがあればいいけれど,過去の記憶的には,地方の単独センターでは,そんなものはないことも多い.
そうなると,何ゲームも投げることは難しいので,150UPというのはあくまでも「努力目標」として,例えば「このまま体力の限界(これまでの経験から恐らく20~30ゲームくらいか)まで投げ続けたら150UPできるかも」と思えれば,みたいな感覚でもいいのかも,と割り切って向かった.
2日目日中の「予定」を16時前に終わらせて,沼田ボウルに行ってみた.
いかにも「昔ながらのボウリング場」という佇まい.
単独センターでありながら,全国チェーンのカラオケも同居していて,ちょっとラウンドワンっぽい?
中に入ると,ボウリング場の受付は2階.そこへの途上,階段付近には「禁酒」表示もあるし,2階の踊り場に喫煙コーナーがあり,なかなか健康的.
また,感心したのが「トイレに行く際には,必ずご自分の靴に履き替えてください」という注意書きもあること.アプローチの手前には「土足厳禁」の表示も大きく出ており,ラウンドワンによくいるDQN客にも見せたいところ.
2階には,まだ16時過ぎだというのに団体も入っていて,賑わっている(ように見えた).
が,受付には「1ゲーム700円」(学生以下は若干安かったように思うが)の表示しかなく,これで10ゲーム投げるのは無理.
申込書にはゲーム数を書く欄があるが,そこは未記入で出しても構わないらしい.
3ゲームで2,100円辺りが妥当だろうけど,まあ,5ゲーム3,500円くらいがリミットだろう.
団体がいるし,どんなもんかと思ったが,受付では「そこの端の13番使ってください」と言われた.また「シューズは300円なので……」と言われたが「シューズはあります」と言うと,ちょっとびっくりされた.
2階にはその13番から20番までの8レーンがあり,そのうち15番から20番までを件の団体が使うらしい.14番は「空き」のまま.
ということで,3階に1番から12番までのレーンがあると推測したが,受付の人によれば「正解」で,主にマイボウラーをそちらに案内するらしい.計20レーンは,人口5万人規模の地方都市のセンターとしてはまあまあか.というか,このご時世,ボウリング場がまだ残っていることのほうが凄いのかもしれない.
また,ハウスボールは,各ポンドごとに6個程度ずつしかなく,基本的に右投げ用ドリルのみ.
団体も入っている関係で,既に選択できるボールが少なく,結局,左右で同じボールを使う,というこれまでで初めての判断になった.
1ゲーム目を投げ始めて少しすると,その「団体」の大会が始まったようで,急に賑やかになった.
会社の親睦ボウリング大会のようで,聞こえてくる話によれば,この後「宴会」があるらしい.ただし,このセンターは「禁酒」なので,大会中は素面の筈.
さて,1ゲーム目は右投げしたが,6フレ7フレでダブルも出て,前日の「面目躍如」というところ.8フレも「8スペア」,9フレ1投目が7本で,8フレで123が確定.これは150も視野に……と思ったところで,件の団体の大会が始まってしまった.それでリズムが崩れてしまうのも情けないが,9フレ2投目はミスしてしまい,そこで130.これでは10フレで20本というノルマになってしまい厳しい.そして10フレ1投目がまさかのガター……(T▽T;)
……終わった…….
その後も,なかなかスコアが伸びず,団体が2ゲームを終わらせるまでに,結局5ゲーム目に入っていた.
急に静かになったセンターで,ウッドレーンの懐かしいサウンドを聞きながら投げてみる.
7フレがオープンで終わったところで74.ほぼ「150UPは無理だな」と思いながらも,純粋にウッドレーン特有の「感触」を確かめたいと思いながら,8フレがストライク.なのに「ファウンデーション」の9フレ1投目が,無情にも4-7-10のスプリットに……・°・(ノД`)・°・
このパターンは,実はスプリットメイクの経験がない.が,左投げでなら4-10のメイクは何度か成功している.
いっそ左投げにスイッチするか……とも考えたが,仮にこれをメイクしても,10フレパンチアウトで144にしかならない.ならば,このまま右で投げることにする.
キーは4番で,4番の左側に浅く当て,これを飛ばして10番に当てる.そしてそのままボールが7番を倒すしかない.ということは,筆者の球筋と,ここまでで掴んだレンコンから考えれば,23枚目あたりにまっすぐ投げ込めば……と「試算」.
これが見事に「的中」し,思わず誰もいなくなったフロアに「をしっ!」という声を響かせてしまった.
この「かいしんのいちげき!」も虚しく,10フレはノーマークで終了.
5ゲームのアベレージは119.2と120にも届かず,H/Gも131にしかならず.
でも左右ともストライクは記録した.
そしてスコアシートも「確保」したし,懐かしいウッドレーンの「ゴロゴロ」というサウンド,そして「貸切」状態になった後のマシンの作動音を堪能し,取り敢えずこれで良し,としよう.
センターの人によれば,たまたまこの日は団体が入っていたものの,平日はいつもガラガラらしい.なので,タイミングによっては,最初から最後まで「貸切」で投げられるかもしれず,そうなれば多少は結果も変わるかも知れない.
ということで,初の「ボウリング場(ROUND1を除く)めぐり」としては,これで完了,にしておこうと思う.ただし,そんなに遠い所ではないので,機会があれば再挑戦することがあるかも知れない.
なお,このセンター.
営業時間が13時~20時と短く(土日祝日も同じ),毎週水曜日と第3火曜日が「定休日」なので,なかなか訪問し辛いのではなかろうか.