ホーム以外でも使用することを想定し,左右兼用・張替タイプのシューズを導入することにして,ABSの「S-950」を購入.
 価格帯やスペックなどから,初心者から中級者向けと思われる.

 サイズは,これまでのハウスシューズやキャンペーンシューズで使用している27.0cmにした.


 筆者の場合,足の大きさ(前後の長さ)というよりは幅と甲の高さが平均より大きいため,所謂「3E」とか「4E」といった靴をよく使うが,ボウリングシューズにそんなものは,あまりない(ABSの「S-300」や「S-1500W」のように「3E」であることを「売り」にしているモデルもあるにはあるが).
 そのため「4E」であれば26.0ないし26.5で丁度良いのだが,ハウスシューズでは厳しいことも多く,余裕を見て27.0を選んでいた.

 

 キャンペーンシューズを発注するに当たり,特に「左投げ用」は,後からサイズを変更することが(そもそも恒常的に品薄のため)かなり困難であることが予想されたので,「紐できっちり縛れば,何とかなるだろう」と大き目のままで発注した.
 「幅」のこともあったが,それ以上に「履き替えやすさ」という要素もある.27.0でも緩過ぎないことが判ったので,紐はきつく結ばず,すぐに脱げない程度に緩めに結んでおいた.これにより,途中で左右をスイッチする時に,ほぼタイムロスなく履き替えられている.

 

 ABSのシューズは,あえて「3E・ワイドタイプ!」と謳っているもの以外も,基本的に「EE(2E)」なので,やや広めであるとは聞いていた.なので,27.0では,もしかすると緩いかも……と,思っていたが,そんなことはなかった.


 大き過ぎた場合に備え,100円ショップで「中敷き」を購入して用意していたが,それを入れてしまうと「浅く」なり過ぎてしまい,却って脱げやすくなってしまうことが判明.中敷きなしで,普通に履くと,本当に「丁度ぴったり」のサイズだった.爪先も,それほど余っておらず,「本当にこれ,27センチなの?」という感じ.それとも,筆者の足がデカくなったのか(笑).

 

 よくよく調べてみると,ABSに限らず,各メーカーのボウリングシューズは「1サイズ大き目のもののほうがいい」という御意見が多いように見受けられる.
 確かに,今回は「元々大き目のサイズにしていたため,そのままでギリギリセーフだった」という感じ.頻繁に履き替える訳ではないから,と,26.5や26.0にしていたら,ちょっと困ったことになっていたかもしれない.用意した中敷きは使わずじまいになってしまったが,そもそも100円ショップのものだし,他の靴で使う可能性もあるから,まあいいか.

 

 ということで,サイズについては「結果オーライ」ということに.

 

 肝腎の靴底の「張替」は,思ったよりもスムース.
 確かに,素手で剥がすのはなかなか大変そうだが,丁度ラウンドワンのロッカーの鍵とともに持ち歩いている鍵の中に,比較的平べったくて先端部も丸みを帯びたものがあった.仕事でたまに使う「簡易な南京錠」用の鍵なのだが,これであれば「丸へら」的にも使えるし,実際にやってみると,いい感じにソールなどを剥がせる.
 コツさえわかれば1分とかからず張り替えられるので,これ一足あれば,左右両方のシューズを持ち歩く必要はなくなる.

 

 ヒールも(キック側・スライド側)共通のもの2枚の他に,スライド側用の「やや滑りの良い」ものが1枚付属している.標準のモノは白一色だが,このスライド用のモノは赤・白・青の3色が使われていて「トリコヒール」と称している.
 その「トリコヒール」には,実は滑り具合で5段階のモノが用意されているらしいが,この付属品は「2番」.番号が小さいほど「滑りやすい」とされており,スライド足を全面滑らせたい時に使うのだろう.
 今のところ,ヒールについては「普通のモノ」で違和感なく投げられるので,この「トリコヒール」は未使用のまま保管中.

 

 ソールについては,ABSでは滑りやすい素材から順に,1番から7番までの設定があり,この「S-950」に付属するのは2番(フェルト),4番(セームレザー),6番(バックスキン).もう少し廉価なシューズの場合は,これが2番と5番(マイクロレザー)の2種類だけになる.逆に,上級品になると4番だけしか付属せず「あとは好みで別途買ってね」的になっていたりするが,単品価格を見ると最も中庸だろう4番が最高値(実は定価で2千円+税もする)であることも事実.


 そう考えると,この「S-950」と,直近下位の(だった)「S-770」などでは,付属品の価格差も考えると,「ちょっといい奴,買っておこう」というのは間違った選択ではなかったかと思う.

 最初,2番(フェルト)を使ってみたが,元々「あまりスライドさせずに投げるタイプ」のためか,やや滑り過ぎる気がした.そこで4番(セームレザー)に変えてみると,左右ともいい感じ.
 なので,基本は4番で,その時のアプローチが「重(軽)過ぎて投げにくい」と感じれば「2(6)番に替える」という形で,当面はいいのではないだろうか.

 

 欲を言えば,27.0cmでも,やや小さいのか,それとも「幅」が狭いのか,ちょっと「深さ」が足りない気がして,たまに脱げそうな感じ(何と言うか,スリッパ?みたいな感じ)がすることがある.もう少しホールド感があれば言うことがないのだが,これがボウリングシューズの仕様なのならば仕方ない.

 定価は9,800円+税なので,税込10,584円.ラウンドワン価格は税込6,244円なので,約41%引.価格的には充分な感じがする.

 

 ということで,当面はこれ一足でいけると思う.

 

 そうなると,これまで使用していたキャンペーンシューズをどうするか.
 例えば,急いで(右投げから左投げ,あるいはその逆の変更が必要になり)履き替える必要がある場合の「予備」として,そのまま残しておくつもりだった.しかし,この様子では,その必要性はかなり低くなったと思われる.
 そこで,2個用ボールバッグのシューズスペースに無理矢理入れていたこの左右2足のキャンペーンシューズを,市販の適当なシューズ入れに移してロッカー内で待機させることにする.空いたボールバッグのシューズスペースに「S-950」を入れ,付属していたシューズ袋には「取替用のソールやヒールを納めて,シューズとともにボールバッグへ.
 予備となったキャンペーンシューズは,余裕が残る2nd達用のロッカーの奥側で「待機」とする.

 

 この2nd達用ロッカーの奥には,「レーンキャッチャーS」導入で同じく「予備」となったキャンペーンボール2個も「お引越」させている.
 「スペアボールにしたら?」という御意見もあるが,レーンキャッチャーSを投げてみると,普通に投げればそれなりに曲がるが,ストレートを投げることも難しくなさそうなので,慣れるまではレーンキャッチャーS一本(いや左右で2つあるけど)で行こうと思う.


 キャンペーンボール用のバッグが1つ余っているので,左投げ用キャンペーンボールはそれに入れたものの,右投げ用は入れ物がない.最初はレーンキャッチャーSの「空き箱」を使っていたが,それもどうかと思ったので,ボール1個用(シューズどころか小物もほとんど入らない)の小さなバッグ(ラウンドワン価格:税込1,401円)を購入.ただ,このバッグを使えば,いずれスペアボール用としても使えるかと.
 ちなみに,キャンペーンボール用のバッグも左右2つあったのだが,右投げ用のモノは,現在,長男の「なんちゃってマイボール」の収納用に転用されている.

 この「S-950」を持ち運ぶ用に,市販のシューズバッグを一つ購入.シューズ入れ部分の他に,小物入れスペースが別に設けられているモノを買ったので,交換用のソールやヒールは,この小物入れに入れれば良かろう.