都心部に甚大な機能不全を齎した大雪から10日ほど経って,再び「大雪の惧れ」がある,と報じられたが,経験則上「さほどではなかろう」と思い,久々の「数日前の時点で,予定が全く入っていない日」だったこの日,一日休暇取得を敢行.
尤も,決定した途端に,会議の打診があったが,お断りさせて戴いた.何しろ,「年次有給休暇」を「日単位」で取るのは,数年振りのこと.「半日単位」ですら,年に数度しかない.休んているようで,その殆どは「休業日の振替」ばかり.それでも「時間単位」制度が拡充されたので,「有休」を年間5~6日分程度は消化できている.
さて,休暇は確定したが,何をする?
そもそも「電車がきちんと動くのか?」と懸念されている天候.外を歩き回ることは,リスクが大き過ぎる.
インドアで,となると,やはり「ボウリングでもするか」と考え,平日の朝からなら,ひたすら相当投げ続けられるのではないか,と目論んだ.
かと言って,いつもの店舗に行っても代り映えしないので,未経験店舗へ行ってみよう.ただし,低コストでゲーム数をこなすとなると,ラウンドワンくらいしかない.
かねてから気になっていたのが,お台場にある「ダイバーシティ東京プラザ店(店舗ID:110)」.スポッチャ併設なので,正式名称は「ラウンドワンスタジアム ダイバーシティ東京プラザ店」となり,恐らくラウンドワンの中でも「最も名前の長い店舗」だと思う.実際,ラウンドワンアプリでスコア履歴を出すと「DC店」と,「恐ろしく省略されていてワロタ」と敢えてネット用語表記で書きたくなるほど.
店舗は,店舗ID番号でも推測できるとおり,2012年4月のオープンと新しく,スポッチャも併設されていて大きいが,ボウリングレーンは20レーンしかない.
立地条件を考えると,曜日や時間帯によっては相当に混雑が予想される.金曜日とは言え,朝から雪が舞う日にどれほど人が来るのか,とも考えるが,逆に「他にすることがないため」に来る人も少なくないかも知れない.実際,筆者もそうなのだから(ただし,わざわざお台場まで行って,という一言は付くが).
果たして,当日.電車やバスは,予想以上に「通常運転」されていた.
湘南新宿ラインとりんかい線を乗り継ぐことを考えたが,最終的にYCATからバスで東京テレポート駅前まで行くルートを選択.鉄道よりも首都高速湾岸線のほうが,雪の影響が少ないのでは,と考えた.
9時05分YCAT発のバスは,9時40分になる前に臨海副都心ランプからお台場へ.お台場海浜公園駅やフジテレビ,日航ホテル(グランドニッコー東京台場)方面を一回りしてから,東京テレポート駅前へと滑り込んだ.
バスを降り,ダイバーシティ東京プラザへ向かって歩いていると,ローソンがあったので飲物を調達.ダイバーシティ東京プラザに入ったのが10時少し前だった.
6階にボウリングの受付フロントがあるので,向かってみる.まだ,ダイバーシティ東京プラザ内の一般店舗の大半は開店前でシャッターが下りていたりするのだが,ラウンドワンには,既にかなりの人がいて,行列までできている.が,「行列の正体」は,スポッチャの待ち列だった.
ボウリングフロアは,それなりに混んではいるものの,空きレーンもちらほらあるので,待ち時間は,まだ発生していない模様.平日なので,11時までにゲーム開始ならぱ「朝割」(ここは「特定店舗」のため1,390円だが,それでもRBC料金の1,590円より安い)が適用される.
正月に,ハウスシューズ+ハウスボールで投げてみて,ボールはともかくシューズの重要性を改めて感じたところではあるが,状況によっては,今後もハウスシューズで投げざるを得ないことは起き得る.
また,先日,子供達の利用している学童保育のイベントで,ボウリング大会があり,たまたまいつものセンターが会場だったので,マイシューズ+マイボールで投げてみたが,予想以上に「バンパー」が邪魔だった.そのため,途中から敢えてハウスボールに変えてみたところ,内側寄りの軌道を通せることが判り,「バンパー有りのレーン」では,ハウスボールのほうが投げやすいことを再認識.
そんなこともあったので,一人で練習するにしても,今回のように「普段とは違う店舗でハウスシューズ+ハウスボールで投げてみる」ことも,時には有りなんじゃないか,と思った.
尤も,詳しい人から見れば,変な「クセ」が付いてしまう可能性もあるかも知れないが,そもそもが「上達は二の次」で始めたこと.むしろ「ストレス発散」と「運動不足解消」が主たる目的なので,その辺は適当だ.
ボウリング受付では,前の集団が妙に時間がかかっており,10分ほど待たされた.
敢えてRBCの会員証(スタンプカード)は勿論,クラブ会員証(もうすぐプラチナ確定)も出さず,当然ながら「マイシューズ」にも○を付けずに,「この『朝割』というのをやってみたいので,会員証を作りたい」と言ってみた.
実は,いつもの店舗では「小(中)学生無料キャンペーン」利用で投げ放題をする際に,(有料の)大人の分の会員証があれば対応してくれるのだが,店舗によっては「(無料対象の)子供の分も会員証が必要」と言われることがあり,あと1枚(できれば2枚)の会員証が欲しかった.
更に,「ぼうりんぐ番長」の対戦カードが,作成に通常300円(手順によって500円のことも)かかるところ,クラブ会員入会時のみ,1枚無料で貰える.小学生の分として会員証を作れば,カード代の+50円は免除されるものの,この際50円余分に払っても,番長カード代が浮くと思えば,まあいいか.
「ぼうりんぐ番長」は,一人で黙々と投げているだけでは緊張感に欠けるので,たまに(1日1~2ゲーム程度)参加しているが,アベレージの管理にも役立つ.現在使っているカードは,吉祥寺店で投げた時に作ったため,本拠地店舗が「吉祥寺店(店舗ID:118)」になっている.これを「右投げ用」に固定して,この「ダイバーシティ東京プラザ店」で作成したカードを「左投げ用」にすれば,左右両方のアベレージを管理しやすくなる,と考えた.
が,実際「対戦」だと意識すると,今一つ調子が出ないので,アベレージは酷いものになっている.でも,恐らく「大会」みたいな場になれば,こんなものになってしまうのでは,という「指標」にはなりそうだ.
でも,カードを作成した店舗が本拠地になる仕様って,どうなんだろうか.これ後から変更できない(店舗閉鎖時のみ例外的な運用がある)ので,結構重要なポイント.筆者のように,この仕様を「解っていて,あえてコレクター的に」作っているならともかく.
ちなみに,この日は「宿直明け」に近い状況だったため,スーツにネクタイというスタイル.そのためか(所謂DQNな投げ方はしないだろう,ということなのか)「お使いいただく19番レーンが『マイボウラー専用レーン』でして……」と,状況によってレーン移動の可能性があることを告げられた上で,2レーンしか設定されていない「マイボウラー専用レーン」にアサインされた.
結果的に,10時過ぎから14時前まで,4時間弱投げ続け,24ゲーム目を投げているところで「待ちが発生しているので……」と,打ち止め.その間,もう一つのマイボウラー専用レーンである20番レーンは空いたままで,ヨーロピアン方式ながら1ボックス独占で投げられたので(しかも自分より右側には誰もおらず,左隣のボックス/レーン牽制を気にすればいい程度),非常に快適.でなければ,ゲーム当たり9分ちょっとのハイペースでは投げられない.
全体的には,中高生程度の集団が多く,全体的に賑やかな状況ではあったが,それほど酷くもなかった.一度,隣のレーンに入った高校生くらいの集団が,少々おふざけが過ぎていた(ファールラインの意味は全くわかっていないどころか,恐らくプールの「飛び込み台」的に考えているのではというレベル)ものの,アプローチ上にウエス(というかタオル)を放置したままにしていたので「これ,踏んで滑ったら(多分シューズの裏はオイルでベタベタの筈だし)大怪我するよ」と注意すると,素直に片付けていたから,単純に理解していないだけなんだろう.
なお,慣れないレーンで慣れないシューズを履き,慣れないボールを投げた結果,24ゲームのアベレージは130そこそこに留まった.ハイゲームこそ190台だったが,ローゲームは60台.あまりにも「波」があり過ぎる.