みなさま、こんにちは。


イギリス英語コーチの

コティー朱美です。


さて、今日は

イギリスのユーモアからみる

日本とイギリスの文化の違いについて。


今日の私と主人の会話から。


夕食の後、主人がお湯を沸かすためにケトルにお水を入れている姿を見たので、


私「Are you putting the kettle on?」 お湯沸かすの?


主人「No, I’m playing the banjo.」 いや、バンジョー弾いてるんだよ。



これは、もう30年近く繰り返されている

私たち夫婦の会話の一部。


これを、イギリスではsarcasm(皮肉) と呼ぶらしいです。😅💦


明らかに、お湯沸かすとわかっているのに聞かれた質問に対して、

いや、バンジョー弾いてるんだよという皮肉で返します。


これは、本当はどういう意味かというと、

明らかにお湯沸かす動作をしていることに対して、

お湯沸かすの?

という一目瞭然であることに対して質問をしていることに、

なんでそんな馬鹿馬鹿しい質問をするんだ?

という意味の皮肉です。


でもよく考えてみると、

私が、

お湯沸かすの?

と聞いている質問は

すごく日本人らしいと思うんです。

なぜかというと、

この質問には

含まれている意味があり、

それは、

お湯沸かすんなら私の紅茶も作ってよ

という、

はっきり言葉にしない、

察してほしい日本の文化。


でも、これはイギリス人には

通用しない。


なので、

異文化間の結婚というのは

本当に難しいなあと

何年経っても思うのです。


私は20年住んでいても、イギリス人の皮肉にはついていけませんし、

主人は何年経っても、日本の文化は理解できないだろうし。


だから、紅茶を作って欲しいときは、

遠まわしな言い方はせず、

はっきり、私の分もお願いね

という必要があるのです。


まあ、通常は、自分の紅茶を作るときには、

よっぽど喧嘩中でもなければ、

Would you like a cup of tea?

と聞きますね。


それでは、また!