今回は「がん情報」です。

 

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また、CT診断がらみの見逃し?ミスによる死亡事例である。

 

横浜市立大病院は25日、60代の男性がコンピューター断層撮影装置(CT)検査で「腎臓がんの可能性」と診断されながら院内で情報共有されず、検査から約5年半後に死亡したと発表した。


男性は心臓の疾患で通院中の2012年10月に検査を受け、放射線科の医師が画像から「腎細胞がんの可能性を排除する診断が望まれる」との報告書を作成していたが、検査目的と異なる部位だったため、診断結果を主治医に直接伝えなかった。


男性は18年2月、他の病院でのCT検査でがんの転移を疑われ、3月に市立大病院で腎臓がんが見つかった。男性は4月、腎臓がんで亡くなった。

 

病院側は「主治医が報告書を確認していれば、詳細な検査をして手術ができた」としている。


横浜市立大市民総合医療センター(横浜市南区)で17年10月、70代の男性がCT検査で「膵臓(すいぞう)がんの疑い」と診断されながら院内で情報が共有されず死亡したことが発覚。同様の事案がないか調査していた。


今回の死亡例以外に、CT検査で「がんの疑い」などとされながら情報の共有不足などで事後に悪性腫瘍と判明した事例が10件あった。