読み取る力や、書く力、伝える力、思考する力について、色々とお話してきました。
ふと、その根本にあるものってなんだろうって、思ったんですが、
シンプルに 「読書」 かもしれません。
我が家におもちゃは沢山ありましたが、子どもにねだられておもちゃを買うことはほとんどありませんでした。
沢山いただいたりしたものがあったのでそれで十分だったし。
それでも一応
子どもにも物欲ってものがあるわけなので、
おもちゃはかわないけど、
「本だけは、ほしいといわれれば絶対に断らず買ってあげるよ」といってました。
ほしいといったら買ってもらえる という環境はある程度子どもの物欲も満たすことができます。
幸い、我が家から自転車で10分ほどのところに、割と大きな本屋さんがありまして、時間もかなり遅くまで営業されてました。
しかも、有り難いことに、中古本コーナーが充実していて、児童書もかなりありました。
だから、本が欲しいといわれたら、できる限り、言われたその日に本屋さんへ連れていってました。買うのは本当に欲しいと思ったものだけ、2〜3冊。
次に欲しいというときは、今ある物を読み切ってからがお約束。
時には、「いま、読む本ある?ないなら、言ってね~」なんてことも。
これを繰り返し、繰り返し。
小学生時代には3人共それなりに読みましたね。
ネットもいいけど、本屋さんにいって、実際に手にとってみるのがよかったんです。
しかも、普通なら、また明日といわれそうな遅い時間でも、行ける!と思ったら、すぐ、「今行こう!」と。なんだかこれもよかった。
時には、自伝マンガ、日本史世界史マンガ、それから、万葉集のことが書いてあるマンガも読みました。万葉集のマンガは、のちに古文の勉強にとても役にたったそうです。
ただ、いいことばかりではなくて、やはり本人の好きなジャンルばかりだったから、我が家の場合、理系の本とのふれあいは少なくなってしまった気がします。(多少はありましたが)
高校生になって、特に長女は、
よく国語の先生に、「どんな勉強法をやってきたか、国語的センスはどうやって磨いて来たのか」と聞かれてたみたいですが、
これまでに紹介した出来事が少しずつ積み重なっていったのかもしれませんね。
文章を起こすことも、下書きなしスタイルで感覚でやるみたいなので、自分の中に蓄積された何かがあるのかもしれません。
(そんな大した力でもないし、難しい本読んできてないので、しれてますけどね)
最近、本読んでないな。
ついつい生活に役立つ実用書ばかり見てしまうから、久しぶりに物語をじっくり読んでみたいな。