巧拙さまざま ~ クリスマス・コンサート ~ カテリーナ | 愛唱会ジャーナル

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一風変わったコンサートの入場券を主催者の関係者から妻が義理感で買い、投げて寄越した。出演者にウクライナ出身のカテリーナ嬢の名があったので出掛けた。

 

小さな手の会が主催するコンサート

2023年12月24日(日)
13:30 開演
13:00 開場
チケット:全自由席 3,000円
会場:文京シビックホール 小ホール

 

 

Program
合唱 唱歌など

ショパン:華麗なる円舞曲 op34-1 など

ウクライナ民謡 幸せの鳥、金色の花(マリゴールド)など

マスカーニ:オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲からアヴェ・マリア 
プッチーニ:オペラ『トスカ』より 歌に生き恋に生き など

クリスマス関連 アヴェ・ヴェルム・コルプス など

出演者:
清水 純(ソプラノ)
神戸朋子(ピアノ)
カテリーナ(バンドゥーラ)
宮田タマ恵(ソプラノ)
林 玲子(伴奏)その他

合唱 5グループ

 

第1部が4グループによる合唱で、各10分程度の演奏であった。技術水準の低い方から高い方への順で登場した。高齢者中心の団員構成なので高望みは出来ないが、いずれも声が弱く、高音部で上がり切らないのが目立った。コーラスを楽しむことに徹していると思われた。

 

それなりの演奏家による第2部では、神戸朋子(ピアノ)、カテリーナ(バンドゥーラ)、清水 純(ソプラノ)の3人が入場料に見合う音楽を聴かせてくれた。

 

カテリーナのバンドゥーラ弾き語りは見事だった。美しく高く伸びる声は絶品だ。クラシックの声とは異なる印象だが、遜色も無い。勿論ポップスや演歌などとは全く違うと思われる。

 

彼女の日本語力も驚異的だ。本人の才能もあるのだろうが、日本語を必要とする環境、境遇によるところも大きいのだろう。

 

そのカテリーナ嬢が18年前に来日して、音楽修業を始めるにあたって、声楽の指導をしたのが今回のコンサートの主催者宮田タマ恵(ソプラノ)であったとのことだ。

 

その宮田女史も第2部でひとステージ務めたのだが、これは御愛嬌で、失礼ながら、お歳には勝てないという風であった。

 

巧拙さまざまの演奏を聴くのも有意義に思われる。