久しぶりになっちゃった。本日はちょっと堅いTPPについて。 | 山香賀人の変骨ニュース

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ニュースのひねくれ解釈 その他

皆さんお久しぶりで御座います。

キッチリ怠け癖が出ちゃってね。

今日は、ちょっと堅い話をして見ます。

皆さんTPPをご存知ですか?

新聞に良く出ているのでご存知だと思います。

あのニュースについて特徴があるのは解りますか?

まず反対派の意見は農業のことばかりですね?

工業製品のことは一切言わない。

そして賛成派の意見はご存知のように、数字は一切出さない。

観念論ばかりになっています。

いわく、世界に置いてけぼりになる。

いわく、TPPは貿易に有利だ。

等ゞですね?

何故数字が出ないかと考えてみました。

有利な数字が無いのです。

ましてこの円高で、輸出が伸びる訳は無いのです

数字を出さない時は、どんな事でも有利性が無い時です。


私はむしろ工業製品が痛手を見ると思っています。

大企業は、社員の給料を増やさないお陰で、戦後第一の無借金会社が増えています。

だから、海外展開も容易です。

しかし、小以下の会社は、海外に工場を出せるほどの余裕がありません。

日本には、50人以下の会社が97パーセント有ります。

それらは、下手をすれば全滅の危機です。

何しろアメリカ、オーストラリア、日本を除いた殆んどの国は、日本の10分の1以下の人件費です。

それらにどうして太刀打ちできますか?

それに比べて農業は、むしろ安い人件費と労働者が増えて助かる分野が多いです。

どうせ若者は農業をしないんですから。

第一農業は経済規模が小さく、補助金を出してもたかが知れているのです。

ただ、農業の大規模化を言う評論家が居ますが、全然日本の農業を知っていない人たちです。

今、オーストラリアで一人当たりの農地面積は1500倍以上、アメリカで60倍ぐらいです。

それに追いつくことは、到底無理です。

それには、まず水田をやめなければなりません。

水田は、土地が完全に水平でなければなりません。

水面を曲げる事は物理的に出来ないですからね?

水田をやめても、日本の土地は傾斜が大きく、広い所でも今の10倍にするのは至難の業です。

・・・・今日はこれまで・・・