娘が手術を勧められた時、
主治医からこんなお話がありました。

「将来なりたい職業はあるか?」と。


その時、娘には将来の明確な夢や希望は
ありませんでした。

娘が
「何もない」と答えると、

先生が
「あなたは手術をしてもしなくても、
この体と一生付き合っていかないと
いけないよ。
できるだけ、体の負担が少ない職業の
方がいいし、体を大事にしなさい」と。

それを聞いた娘は、どう感じたかは
分かりませんが、私は改めて
事の重大さに気づきました。
手術をしても完治ではなく、
一生の付き合いなんだな、と。



これを読んで、気を悪くされた方や
ショックを受けた方もいらっしゃる
かもしれません。

でもこれは、あくまでもうちの娘の話
なので、心配な方は直接主治医に
相談して下さいね。

側弯症といっても、湾曲している場所や
角度や症状は人それぞれ。

先生が娘に、職業選択ができるならば、
体のことも考えて!と仰りたかっただけ
だと思います。



そして、この春に娘は高校2年生になり
ます。まだ、明確になりたい職業は
見つかっていませんが、
クラスは文理系に分かれ、
行きたい学部や学びたいことが
少しずつ見えてきたようです。

親としては、娘を応援するだけです。
ただ、大変お忙しい中先生方に
手術をして頂き、
つらい手術も乗り越えたのだから、
自分の体を大切にして、
そして感謝の気持ちも忘れずに
人生を歩んでほしいなと思います。