それ以外の問題については、

後日改めて日時を決めて

もう少し時間をかけて

話し合うことになりました。





それから、1週間後、

練習場近くのカフェで話し合いをしました。

Yは車の中や、練習場で見学をしながら

話し合いたいようでしたが、

ややこしい話し合いのときに

人の目につきたくない私は

"カフェで"と押し切りました。




LINEでは気まずい空気なのに

会えばお互いに今までと変わらない笑顔で

挨拶することになります。




Yは終始、殊勝な態度なのですが、

言うことは言い訳が多く、

あくまでも"自分は間違っていない"

ということをアピールしたいようです。




そうしたい気持ちはわからなくもないのですが、

思い込みも激しく、

"自分は間違っていない"

という気持ちがとても強いのです。


"人はそれぞれ考え方が違うし、

いろいろな考えがあり、

全てが正しくもあり、間違っていることもある"


ということがわからないようで、

それでよく失敗していることも

わかっていないようです。

口ではわかっていると言うのですが…




「ややこしい話はLINEより直接目を見て話そう」


と私がずっと言い続けてきたことも、

表面的には了承していましたが、実際には


「口頭でそういうやり取りをすると、

後々、言った言わないになるので、

文章の方が良いと思っている」


と言います。

その考えを変える気はないようです。

今までも多くの人と失敗してきたから、

そういう発想になるのかもしれません。




「LINEでは気まずくなるのに、

こうやって会えば笑顔で話せるやん。

直接目をみて話すということは

複雑な内容でも言葉も選ぶし、

雰囲気も柔らかくなるし」


「もちろん世の中はそうじゃない人も多いし、

会って話す方がキツい人もいるけど、

そういう人なら最初から

一緒に係をしようとは思わない」


「もし、言った言わないってことが

後で問題になると思っているなら、

録音すればいいんじゃない?」


と言うと


あぁ、その手があったか


というような顔になり、


「そうですね」


とひとこと返してきました。





つづく…