祖母が亡くなって祖父だけになり、

実家に帰ることなく5年〜6年で

次は祖父がボケ始め、徘徊が始まりました。





祖父は元々、少しギャンブルに

ハマりがちなところがあったらしく、

割とキチンとした企業で

働いていたにもかかわらず、

父たちが幼い頃から家庭は貧乏で、

祖母も働かないので苦しい生活が続き、

父たち兄弟は進学も諦めて

早くから働き自立していたようです。




幼い頃から働いて

祖父母の生活を支えていたようで、

けっこうな"子ども依存の両親"だったのです。

祖父は祖母が亡くなってからも

パチンコ通いが日課でしたが、

ある日、警察から電話がかかってきて、


(祖父が)どこに帰るかがわからなくなった

と言って保護されているから

迎えにきてほしい」


と言われたそうです。




少し前から祖父の異変に気づいていた

長男おじさんの奥さんは

祖父の持ち物に

電話番号を忍ばせていたそうです。




その一件から

長男おじさんの奥さんは


「もう(祖父の世話)無理です」


と言うので兄弟3人で相談して、

私の父が引き取ることになりました。




その準備をしているうちに

あっという間に祖父は亡くなったのでした。

結局、葬儀は長男おじさんのところで

執り行われました。





つづく…