過去の話です
というより酷くなってるかも?
と少し不安を感じながらも、
椅子だけのことではなく、
くぅ姉さんのピアスや吸い殻入りの灰皿が
リビングのテーブルに置いてあるので、
すずがそれを触ったら
と思うとやはり目を離せないのでした
くぅ姉さん宅に居ても
すずの生活行動は変えられません
食事の時間は多少変更になっても
おやつがあれば大丈夫ですが、
眠くなったらどこででも寝てしまいます。
そのくせ夜はいつもと環境が違うので
寝かしつけに時間がかかります
夕方にくぅ姉さんの家に着いてから
ご飯を食べてお風呂に入れて
1時間近く寝かしつけにかかったら、
もう10時になっていました。
リビングに戻ったら
くぅ姉さんはテレビを見ていました
今から思えば、当時はBSでしか流れていない
海外の人気オーディション番組でしたが
(最近ではお笑いの"とにかく明るい安村"が出てました)
英語だったし字幕設定もしていなかったので
観ていてもあまりよくわかりません。
くぅ姉さんは
「この番組、おもしろいんだよ」
と笑いながらテレビを観入っています。
何か話そうとはしません。
仕方なくその番組を観ていましたが、
0時過ぎになって眠くてたまらず、
「寝るね」
とだけ言って、すずが寝ている客間に戻りました。
くぅ姉さんは引き留めることもなく
「うん…」
と言ったかどうかもほぼ聞き取れず。
テレビから目を離さなかったのです
翌日もくぅ姉さんは
「午前中用事がある」
というので、
前から行きたかった雑貨屋さんに
すずと行ってきました
昼過ぎに帰ってからすずを昼寝させても
くぅ姉さんは落ち着いて
ゆっくりしようという感じではなく、
話しかけてはきません。
私が話しかけても気もそぞろな感じなのです
夕方になって食事に行こうとなり、
歩いて20分くらいの
イタリアンレストランに連れてくれました
つづく…