腕足動物・9
早々に地質図でウルアラ付近を見てみると、やっぱりがバッチリ(笑)、イタイトゥーバ層が分布している。ウルアラは、アルタミラからトランスアマゾニカ街道を西に200km弱ほどいったところにある。イタイトゥーバ近郊のカイマよりも、ずっとずっとアジトから至近距離だ。これは、行くっきゃない!
ウルアラ近郊で、久しぶりの化石の採集
そこで、ジョイセ嬢に相談してみると、「ウルアラ化石の産地は、よく知ってるわ。案内してあげる……」、と早々に話がまとまった。同行の参加者は、ラボ主任のマッセーロ、そしてカリーナ教授となった。
ウルアラでゲットの腕足類化石
当日、早朝にアルタミラを車で出発。途中かなりな悪路なので、片道4時間くらいかかった。まだ乾期の終わり時期だったけど、雨期に入ったらドロドロ道になって、小型乗用車じゃ、ちとキツイ。ジョイセ嬢の話では、ウルアラ付近には、50カ所もの化石産地があると言う。当日は、そのいくつかを探索した。
両殻のついた腕足類
ジョイセ嬢の談だけどウルアラ化石採集でも必死に三葉虫を探したけど、見つからなかったわ(涙)……、ここでも悔しがっていた(笑)。ところで化石の採集って、ワクワクするんだよね。もしかしら、お宝級の逸品がポロっと転がっているかも知れない期待感……
続く