わが心のアルカンタラ・その7 | 南米・鳥獣虫魚・探遊

わが心のアルカンタラ・その7

心旅の起源・4


テラ女神が微笑んだ(笑)。タバコ灰が海水に溶けた瞬間、足元のシルト岩から僅かに覗いていた褐色をしたペケーニョちいさな面が怪人の網膜に光ったのである。慧眼なオレさまが、それを見逃す筈がな~い(笑)。その輝きは、エナエル質のルーツに見えた。怪人は極東島にいたころ、福島県いわき双葉にある桜沢で白亜紀サメの歯を掘った経験があった。それに似たような光沢。先ほど博物館で観たブツの光沢にも似ている。こりゃこりゃ、もしかしたら…… 期待はしてなかったけど、デイパックの中に何故か(笑)、ドライバーが一本潜んでいた。化石のまわりの、けっこう柔らかめのシルト岩をそれで削っていくと、出たあぁ~あああ!



怪人ゲットの第一標本


オルガスムスの瞬間。紅顔の美少年(?)ころから化石採集をやっているんだけど、過去ベストはアンモナイト(直径メートル級まで)、それに三葉虫の破片が限界だった。いつか恐竜を掘りた~いという夢はずっと持っていた。Um sonho tornado realidade(ドリーム・カム・トゥルー)。やっぱ日ごろの行いが、い~んだね(大笑)。


アルカンタラ層の化石・その3


このシリーズ、『わが心のアルカンタラ』、冒頭付近で紹介した論文であるnew dinosaur (Theropoda, Spinosauridae) from the Cretaceous (Cenomanian) Alcântara Formation, Cajual Island, Brazil. で記載された標本画像を載せよう。



オシャライア・キロンベンシス標本


オシャライアは、アフリカのモロッコで記載されたスピノサウルス属にたいへん近縁とされている。怪人は、サン・パウロにある宝石&化石商で、モロッコ産スピノの歯をイジくったことがある。1本が200ドルもしていたブツは、なかなか保存が良かった。対してカジュアル島のブツは、ちょっと保存が悪いようだ。それは化石が多産する部位が、コングロメレートすなわち礫岩の層であることに要因がある。



カジュアル島の礫岩化石層の状態


一般にコングロに入っている化石は磨耗が大きい。堆積環境で硬い礫と化石が攪拌されるからであるね。前に画像を載せたカジュアル島産のカルカロドントサウルス類歯も、エッジのギザギザ(これが肉食竜の歯の魅力でもあるのにね……)が磨耗しているブツが多いようだ。同じアルカンタラ層でも、バロネーザ海岸で怪人がめっけた歯の入っていた層は、もっと細かいシルト岩質。こっちのほうは、保存がまずまず良好だった。


AMAT美術館……フィッシュ・スカルやイラストが載ったエキゾチック・サイト

http://amatart.web.fc2.com/

グランデ・オガワとアマゾンの猛魚を釣ろう!

http://amazonfishing.blog134.fc2.com/blog-entry-142.html